(2023年4月入学の準備)特別支援学校と支援学級を見学してきた…で思うこと。

育児

わが家には重度の知的障害で自閉症スペクトラムの傾向がある長男くんがいます。

前回、小学校入学にあたって特別支援学校か支援学級かで悩んでますというブログを書きましたが、先週どちらもオープンスクール等の機会を利用して見学に行ってきましたのでその様子や感想をご報告します。

わが家は千葉県市川市在住でして、知的な遅れがある長男くんの状況を考えると以下の2つが選択肢になるかなと思っています。

・市川市立須和田の丘支援学校(特別支援学校)

・市川市立平田小学校(支援学級(知的))

学校を訪問することも、見学させてもらうことも初めての経験でしたので何ともソワソワした感じでしたが、やっぱり実際に行ってみてよかったと思います。

結論から申し上げると、わが家の長男くんには「特別支援学校」の方になるのかなーと夫婦で話し合っているところです。

市川市立須和田の丘支援学校(特別支援学校)

HPを拝見すると、歴史のある学校のようですね。小学校の校舎は市川市の「稲越(いなごし)」にあり、中学校・高校は「須和田(すわだ)」にあるようです。

「稲越」と言われてもまったくピンと来ずです。。。

しかし、千葉県が誇るパン屋さんの「ピーターパン」が鎮座(ちんざ)する「曽谷(そや)」のちょっと先です、と言われればちょっとは理解がが得られるかも???

本校は昭和32年に須和田の地に開校した千葉県初の知的障害養護学校です。これまで、地域の皆様に温かく見守られながら、多くの卒業生を送り出しています。また、平成20年度には小学部が稲越校舎に移転し、稲越小学校の皆さんや、地域の方々に支えられて、稲越の地に根を下ろすことができました。

市川市立須和田の丘支援学校のHPより

須和田の丘支援学校のオープンスクールは2022年6月22日(水)-23日(木)で開催されており、わが家では6/22(水)にて訪問しました。事前に、見学者向けの駐車場がないと聞かされていましたが、近隣含めて本当にコインパーキングもないです。駐輪場は学校内敷地の利用はOKのようでしたが、車で訪問予定の方は気をつけてください。当日に学校の先生にどこかないですか?と質問してみましたが、先述のピーターパン付近にコインパーキングがひとつあり、そこから歩くのが通例のようです。。。けっこう遠い…。

オープンスクールの当日受付は10:25から受付でした。受付開始時には10名前後の保護者がいらっしゃいましたかね。わが家のようにママパパで来られている方もいましたが、多くはママのみでした。

受付を済ませると、学校紹介のような資料をいただいてさっそく授業風景の見学です。

1年生のクラスが…3つだったかな(すでに記憶があいまいで申し訳ございません。。。)?とりあえず1年生が多かったです。。。

各学年、ひとクラス10名弱で、3人の先生が配置されていました。

授業風景は学年ごとにさまざまでしたが、生徒それぞれの障がい程度にあわせて先生方がサポートをされていた印象です。

子どもたちも普段見慣れない訪問者が廊下からのぞいていて、不思議そうな表情でしたね。

みんな少しテンション高めです。。。

休み時間には、あいさつをしてくれる生徒さんもいましたね。

トイレ休憩時には先生が付き添って、生徒をトイレに連れて行ってくれてました。このあたりのサポートは助かりますね。。。トイレ自体も障がいがある生徒のために広く確保されており、いろいろと配慮がされていた感じがします。

先生方の雰囲気はとてもよくて、担任ではないクラスの生徒にも目を配られており名前を呼んで適宜フォローされている様子でした。

須和田の丘支援学校は稲越小学校と併設ですが、校舎や廊下などは普通級の生徒さんたちとは別の区画になっており、廊下ですれ違うということはない構造のようでした。

さて。

見学してみて、もし事前にわかっていればよかったと思うこととしては、、、

・当日はスリッパを持っていった方がよい(ただし、来客用スリッパを貸してくださいました)

・見学自体は30分程度もあれば十分だったので面談希望時間にあわせて訪問した方がよい

ですかね。。。

事前の訪問希望の電話連絡の際に、訪問当日での個別相談の希望ができます。予約制のようです。わが家は12時前くらいの設定でした。なので、いまさらですが、学校訪問は個別相談の時間にあわせて少し遅めの到着にしてもよかったかな…と。

その個別相談ですが、当日は人柄がよく落ち着いた「コーディネーター」の方が対応してくださりました。

時間は希望人数によると思いますが、10分程度でした。質問したいことは事前にまとめておいた方がよいですね。

わが家で気になっていたことで分かったことは…。

・障害程度でクラス分けはしていないこと

・紙パンツが取れていない子どもでも学校で対応してくれること

・送迎ルート

などなど。

特別支援学校での送迎はありがたいですよね。ただし、自宅までお迎えに来てくれるわけではないので、最寄りの送迎ルートについては直接確認をされた方がよいです。

「行き」については、例えば「八幡地区」ルートでは、マルエツ南八幡店から保健センターを通って市川市役所第2庁舎あたりが停車場とのこと。ルート自体は各年度で変更の可能性があるようです。朝の集合時間はだいたい8時前後くらいでした。

一方、「帰り」については各ご家庭によって変わってくるかと。。。

おそらく帰りの送迎バスもあるものかと思いますが、わが家では「放課後等デイサービス」の利用を前提としたので、時間はチェックできておりません…。時間帯を聞いておけばよかったですね。

わが家のケースでいえば、事前にとある「放課後等デイサービス」の事業所さんにヒアリングしてみると、須和田の丘支援学校(稲越校舎)の方にお迎えに行ってくれるとのことでしたよ。それは助かる。。。

小学校選びは「放課後等デイサービス」選びにも影響するので要注意ですね。

…。

ということで、そんなこんなな感じでしたが、市川市立須和田の丘支援学校のレポートは以上です。

市川市立平田小学校(支援学級)

さて、次に平田小学校の支援学級です。

支援学級は4クラスあり、ひとつのクラスに担任の先生がお一人、そして4クラス全体のサポートとして補助員の方が1名いらっしゃるとのこと。つまり5名体制ということでしょうか。

さらに、平田小学校の支援学級ではここに追加で地域のボランティアの方でサポートをしてくれるとのことでした。

オープンスクールについては、2022年6月25日(土)に休日授業参観にあわせて開催されておりました。

休日授業参観自体は基本的には通学されている生徒さん・親御さん向けとのことですが、就学前に支援学級を検討されている家庭にのみ希望者を受け入れるというスタンスとのことです。

事前に電話で訪問希望を伝え当日の職員室前で記帳して見学する流れでした。

自転車はOKでしたよ。今回、車での訪問ではなかったのですが、校内の駐車場はNGそうですね。ただ、近隣には多数コインパーキングがあるのでご利用可能かと。

さて。

支援学級では、1年生の学年で2クラス、それよりも上の学年で2クラスの合わせて4クラスです。ちなみに、同じフロアに普通学級の1年生クラスがありました。

受付の際に対応いただいた先生にちょっとだけ質問することができたのですが、就学前診断にて軽度診断を受けた生徒が基本的に入学されているというようなことを仰っていまいたね。そうだとすると、わが家では平田小学校の支援学級は厳しいかも。。。

支援学級での見学は、「道徳」と「体育」でした。

パパが「道徳」とママが「体育」を見学してきました。コロナ禍で人数制限があり、各家庭ひとりずつの参加とのこと。

「道徳」の授業風景ですが、生徒さんの様子は各それぞれでしたね。

でも、驚いたのはみんなちゃんと席には座っていられて授業を受けていましたね。もちろん、途中で声を出していたり立ち上がったりしている生徒さんもいらっしゃいましたが、おおむね落ち着いた感じでした。すごい!一年後とはいえ、わが家の長男くんは大丈夫だろうか。。。

普通学級の1年生クラスが隣にあるので、それと比較してしまうと同じ1年生でもやっぱり雰囲気が違うなぁと感じることはありますが、授業としてはちゃんと成立してて、みんな元気でかわいかったですよ。。。

さて。

わが家の長男くんのことを思って、「支援学級はキツイかも」「やっぱり特別支援学校なのかなー」と感じたところとしては、、、

・授業中はちゃんとイスに座っていられる

・平仮名を読める

・まだまだ拙い(つたない)ながらも平仮名が書ける

でしょうか。いまはまだ難しくても、一年後を想像して考えてみて…と考えてはみましたが。。。まだ完全に決めてしまったわけではないですが。

とりあえず、平田小学校の支援学級についてのレポートは以上です。

最後にわが家でのお悩み

とはいえ、悩みますよね。。。

参考までにですが、特別支援学校に通ってみた後に、やっぱり支援学級に変更するということもできなくはないみたいですよ。先述のコーディネーターの方が教えてくれました。

さてさて。

わが家のケースですが、ここまでのところでは支援学級は難しそうなので特別支援学校なのかなーと思った次第です。

支援学級についていけなさそう、という不安な気持ちからそう思ってしまうこともあるのですが、特別支援学校での手厚いサポートも魅力的に感じた次第です。

なんとなく、『できることなら支援学級』みたいな先入観があったのですが、やっぱり立ち返って長男くんにとって『心地よい6年間』を基本に考え直してみたいと思います。

もちろん就学前診断があるので、それも参考にします。。。

仮に支援学級を希望していても、そういう診断にはならないかもということは心の準備として理解しておく必要はありますね。

ネット情報では、最終的には就業前診断がどうであれ、親の意向が最終的には通るようなことも書いてましたが本当でしょうか。。。親の意向とはいえ、そんなに無理をして子どもの環境を決めない方が…とも思いますが。

さてさて。

とりあえずは見学に行ってみてよかったです。

ただ、実際の授業風景をみると現実の情報が得られて有益であったと感じる反面、若干落ち込むこともありましたね。

気持ちの揺らぎがまだまだあるようです。。。ではでは。

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