ビジネスシーンでよくありますよね、「それって、つまり○○○ってことですよね?」とか、「仰っているのは、つまり○○○ってことですかね?」とか。。。
こんなとき、分かりやすくまとめてくださって、ありがとうございまーす、っていうのと同時に、なんか一生懸命しゃべったのに、なんかそんな簡単にまとめられるとコチラの立つ瀬ないわ~っていう感じにもなりますよね。。。
小生、話が脱線し、『結論から申し上げると…』と宣い(のたまい)ながら、結論に行きつかないような弱小ビジネスマンなので、『それって、つまり』マンとか『要約すると』マンみたいに本当はなりたいんです。。。
なんか、相手にさんざん語らせておきながら、最後にカウンター決めるみたいに、『それって、つまりXXXですよね』的な感じで、わたし理解できてます感が出せる能力が欲しいんです。I understand感が出したいんです、時には。。。
でも、結構これって難しいですよね。
『つまりは…』とか、『要するに…』とかって、前段でよく分からん話が続き、さらには論点がいくつか混ざった状態にもなっている可能性が高いからこそ、要約されているわけで、つまりはムズい状況にあるってことですよね。。。
そんなよく分からん話をする人を会議に呼ぶなー!ってなりそうですけど、お客さん側にそんな人がいるとどうしようもないですよね。
ということで、やっぱり、『それって、つまり』マンの登場は時には必要であり、ビジネスマンとして要約スキルがあると重宝されるってことですよね。
そして、何より『それって、つまり』マンって、賢そうに見えるんですよね~。
小生、そういう賢そうな雰囲気を気にするズル賢さは持ち合わせているので、つまりは能力は足りないくせに要約したい性分(しょうぶん)なんです。
…。
どうしましょうかね。
どうしたらいいんですかね。
というところで、昨日すごいサービスがFacebook船長のタイムラインに流れ込んできました。
これぞ、GAFAですよ。今世紀の知の大航海において、Facebook船長は先陣を切ってわれわれ下々を率いてくれますよ。
全部、自分で考えなくていんです。賢い人をフォローして、そんな賢い方たちの知の共有を与れば(あずかれば)いいんです。。。
そう思った残暑厳しい、8月下旬でした。
あなたの味方、ELYZA DIGEST
そうです、『それって、つまり』マンになりたい、そんなあなたのためのサービスが世の中にはあるんです。小生、昨日初めて知りました。
その名も、ELYZA DIGEST(イライザ ダイジェスト)。
どんな文章でも、AIが3行に要約!
がキャッチフレーズのようです。
キャー、コレコレ!
東大松尾研究室発、DEEP LEARNINGのプロフェッショナル集団「ELYZA」
ELYZA さんのHPより
私たちELYZAは、未踏の問題の解決を目指し、技術領域では自然言語処理、社会実装では小売に焦点を当て、現在のDeep Learningの先にあるイノベーションに向けて取り組んでいます。
使い方も簡単。ボックスの中に要約したい文章またはURLを放り込んで、利用規約にチェック入れて「要約スタート」のボタンを押すだけ。
要約結果が出るまでに、ちょっとだけタイムラグがあるのが、なんか妙にリアルですね。
「あー、要約してるんだな、AIも。あれや、これや考えてるんかな~。」とか、「AIと言えど、これはさすがにキツイでしょ!?」とか妄想している間にポンっと文章が出て参ります。。。
皆さんもやってみると分かるかと思いますが、意外と精度高く要約してくれますよ、さすがAIってなります。。。
ただですよ、どうやらこのサービスはまだデモ用らしいのです。もう十分だと思うけどなー。
※ 本モデルはデモンストレーション用の小さなモデルです。精度面で不十分なケースもございます。ご了承ください。
ELYZA さんのHPより引用
さて、自らの文章で検証!!
ということで、このELYZA DIGESTというサービスが、現状どの程度のものなのか検証すべく小生がおせっかいにも立ち上がりましたよ。
それって、つまりは自分の書いた文章で検証してみたらいいってことですよね?
…。
そうです。やってみましょう。
小生も読者ゼロですが、ブロガーの端くれです。40代を代表したかのようなブログの著者がこの新サービスを勝手に検証して差し上げましょう。。。
なんでも、ELYZA DIGESTのボックスの中に放り込めば、なんかしら要約してくださるんだし、やってみるだけですよ。
その結果をみて、小生が『うん、そうそう。つまりは、そういうこと☆』となれば、ヨシですよ。。。
<検証条件>
- 小生の過去のエントリーをURLごと、ELYZA DIGESTに放り込む
- 出てきた要約文章を著者である小生が要約できたかを検証する
さて、では第一回目の検証を始めます。
①検証その1
直近のエントリー「カタリン・カリコ博士…で思うこと。」(2021.08.21)にて。
これは、深いですよ。時事を絡めながら、最先端の科学技術に触れながらで、我ながら深いですよ。
さて、要約結果は以下のとおり↓
カタリン・カリコ博士が「MRNAワクチン」について語っている。小生は「本当に罰当たりだと思います。そして、完全に筋違いですね」とコメント。小生は「本当に科学技術の進化の恩恵に与えられた」と語っている。
ん?
うーーん…?ん??
まぁ。確かにそう言われれば、そうなんですか…ねぇ。。。
…。
続いて第二回目の検証いきますよー。
②検証その2
一番最初のエントリー「最近の若いやつは…で思うこと。」(2021.07.01)にて。
これはね、記念すべき初めてのエントリーですから力作ですよ。自分で言うのも恥ずかしいですが、やっぱりね、最近の若いやつは…っていうありがちな話から始まり、世相(せそう)を切るみたいなドラマチックな仕立てになっております。
さて、要約結果は以下のとおり↓
40歳から始めてみたブログ「最近の若いやつは…」を紹介している。最近の若いやつは、ITに詳しいことから始まって、仕事も覚え順調に成長。新人ではなくなった2年目、3年目、4年目などの若いやつになっている。
ん?
うーーん…?ん??
そうでしたっけ?後半、特に…。ん~。。。
まぁ。確かにそう言えなくもないです…かね。。。
というこんな感じで検証してみました。
えーっと、検証結果としては…。えーっと。つまりは、要するに元の文章がちゃんとしてないと要約もダメだよっていうことになるのかな。。。
これって、よもやま話と称して、あれやこれや特に目的もなく書き綴った文章は、特段の論点もなくあれやこれやしゃべっている感じに陥って(おちいって)いるということですかね。。。
あれ、これって、つまりは、要するに分けわからん話を延々とする人は、やっぱり会議に呼ぶなってことにつながってませんかね…。
あれ、これって、つまり…。。。
小生、これからも精進します。
※本件の検証の前に、仕事で使ってるちゃんとした文章で試しにELYZA DIGESTを使ってみましたが、ちゃんと要約してくれていますので、皆さん安心してくださいね。
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