“こだわり”でちょっとイライラする…で思うこと

育児

わが家には重度の知的障害で自閉症スペクトラムの傾向がある長男くんがいます。

長男くんは普段はニコニコで元気いっぱいでホントにかわいらしいのです。

…。

が、ときどきイライラ(?)させることをしてきます。

自閉症の特長なのでしょうか、俗にいう“こだわり”というやつでしょうか。

障がい児育児も毎日が順調なわけではないのです。。。

むしろ毎日が戦いです。

その中でも“こだわり”は本当にやっかいです。。。

親としては「なんで?」と思うことが、本人にとっては当たり前で、それを上手く表現ができなくて…。

育てる側もちょっとずつイライラしながら、そしてちょっとずつ諦めながら過ごしていく、、、

毎日が試行錯誤です。

本日は障がい児育児におけるわが家の“こだわり”について思うことを取り上げてみたいと思います。

そして、わが家での対処法もあわせてお伝えしたいと思います。

(実際には対処しきれていないので、何かよいアイデアがあればご教示ください)

(1)食事のときに必ず冷凍ライスをテーブル隅(すみ)に置く…

長男くんの謎のひとつです。

食事時には必ず冷凍庫から冷凍ライスを持ってきて、テーブルの隅(自分の左手のカド)に設置します。

必ずです。

わが家ではもともと炊いたゴハンをすぐにラップで包んで、冷ましてから冷凍庫にストックしています。

これに目を付けた長男くん。

いつの頃からか、食事のタイミングでわざわざ冷凍庫から冷凍ライスを持ってきます。

誰かが戻しても、すぐに取ってきます。

最初の頃は、、、

出す→戻す→出す→戻す→出す→戻す…

と対決していたのですが、諦めました。

完敗です。

…。

実際には、食事中に何かをテーブルに置くというクセは早い段階から始まっていて、

ぬいぐるみや小物などをターゲットにしていたのですが、いつしか冷凍ライスに落ち着きました。。。

(一時期、どでかいストレッチ器具をテーブルに置く“こだわり”が始まってしまい、ほとほと困っていましたが、いつしか冷凍ライスに…)

もう冷凍ライスにたどり着く頃には「ゴハンならまだマシか…」ということで、諦めモードでここ2~3年は続いております。

本当に意味不明なのですが、わが家では見慣れた光景となってしまいました。

(わが家での対処法)

やめてとお伝えしても言うことを聞いてくれないので諦めました。。。

なので、冷凍ゴハンの下に布巾を置くくらいです。。。

冷凍ゴハンに水滴がついて水が滴る(したたる)ので、冷凍ゴハンありきでもう布巾を下に置くくらいしかできていません。

冷凍庫にストックがあり続ける限り、長男くんは今日も冷凍ゴハンを持ってきます…。

(2)ヒマをみつけては冷蔵庫を開ける

お腹が空いているわけでもなく、何か食べたいものがあるわけでもなく、とにかく長男くんは冷蔵庫を開けては締めるを繰り返しています。

ほんとにやめて欲しいです。。。

そして時々は冷蔵庫を閉め忘れて、冷蔵庫から「ピー、ピー、ピー」とアラート音が鳴ります。。。

ほんとにやめて欲しいです。。。

あれ、何をやっているんでしょうかね。

とにかくヒマがあれば冷蔵庫を開けて、中(なか)を物色して…。

欲しいものがあれば、「パン!」とか「スイカ!」とか要求してきます。

ちょっと背が伸びてきた近頃は、イスを引っ張り出して生きて勝手に中のものを持っていきます。

たくましい限りです。。。

正直、初期の頃は冷蔵庫の開け閉めが1日100回くらいやっていたので、イライラが募りに募ってました。

なので、「ダメだよ~~~」って戦っていたのですが、もう最近は諦めました。

完敗です。

(わが家の対処法)

「長男くん、冷蔵庫開けないよ」と呼び掛けているのみです。。。

もう何をやっても無理でした。

そして、開けさせないように冷蔵庫前で立ちはだかって抗戦すると、最初は長男くんが諦めるのですが、すぐに戻ってきて開けようとします。

しまいには、泣き始めるのでこちらが降参しました。

本当にやめて欲しいのですが、もう諦めています。

(3)ゴハンを出すとうどんが欲しい、うどんを出すとパンが欲しいと言い出す…

長男くんはよく食べます。

それ自体はいいことです。

ただ、お茶碗にゴハンをついで出すと、それを食べる前から「うどん!」と要求してきます。

発語があまりうまくないので、基本的に命令口調です。

「長男くん、ゴハンを食べてからだよ」と言っても言うことを聞いてくれないのです。

うどんが出てくるまで「うどん!」の大合唱です。。。

仕方がなく、こちらが屈してうどんを出すと、次は「パン!」と要求してきます。

「長男くん、ゴハンもうどんも食べてないよ、ちゃんと食べてからね」とお願いをしますが、言うことを聞いてくれないのです。

ちゃんと順番に食べて欲しいです。

(わが家の対処法)

「長男くん、順番だよ」と呼び掛けをしています。

ただし、効果は薄めです。

特に、要求してきたものを提供しても食べないときがあるのですが、あれば本当にやめて欲しいです。

食べ物がもったいないです。

これは私個人の“こだわり”なのですが、食べ物を粗末に扱うことだけは、障がいの有無に関わらず厳しくしています。

だって、世の中には食べられない子どもたちもいるのですから。。。

だから、それだけは絶対にやめて欲しいです。

(4)歯磨きイヤイヤ…

長男くんは歯磨きがイヤイヤです。

夜の歯磨きはパパが担当です。

歯磨きをして、フロスをして寝てもらうことが長男くんのルーティンなのです。

なのですが、、、

歯磨きをしてくれません。。。

歯ブラシをちょっと噛み噛みしてポイっと投げてしまう始末…。

めちゃくちゃイライラします。。。

フロスに至っては、奥歯で噛み切ってしまいます。

そして、「これでええんやろ」的な顔を見せてきます。

めちゃくちゃイライラします。

(わが家の対処法)

毎月、歯医者さんに通っています。

わが家の歯医者さん事情は、こちらを参照ください→(続)障がい児育児の歯医者さん問題について…で思うこと。
月に1回ではありますが、歯科衛生士さんに歯磨きをしてもらってフッ素を塗ってもらっています。

イヤイヤしながも長男くんは外だと、それなりに歯磨きをしてくれています(ちょっとずつですが)。

すでに虫歯もあるので、本当に心配しています。

何とか毎月通っていることで、心の平穏を保っています。

…。

いや、保ててません。。。

毎夜、長男くんのイヤイヤにやられています。。。

(5)足音ドンドン…

わが家はマンション住まいです。

それなのに長男くんは足音ドンドンで歩いていきます。

戸建て住まいかのようにお構いなしです。

ご近所づきあいもあるので、ドンドンはやめていただきたいです。

最近は身体も大きくなってきたからでしょうか。

足音もでかい…。

騒音問題でご近所トラブルになってしまうと困るので頑張って対処しています。。。

歩き方にクセがある気もします。

かかとから着地するというか、家の中でも早歩きというか。

(わが家の対処法)

「長男くん、ゆっくり歩くよ~」とお願いしております。

ドンドンと歩いている時には、長男くんをつかまえて「ドンドンしないよ~」とじゃれあっております。

…。

もうお願いベースですね。

ただ、周囲にご迷惑をおかけしてはいけないので、何とかしたいと思っています。

最後に

長男くんの“こだわり”はまだまだあります。

・寝室の高いところにのぼってからのダイブ

・ビショビショのままお風呂から出てくる

・ボディソープの過剰プッシュ

などなど、、、

数え始めたらキリがなくないくらいに、小さなこまごまとしたイライラがあります。。。

一個一個は小さいのですが、ちょっとずつダメージをくらってしまいます。

長男くんの年齢くらいなら、本当ならちょっと注意をするだけでやめてくれたり、改善してくれたりするのになぁと思いながら。。。

でも、これらも含めて長男くんの特性なのだと受け入れて日々がんばるのみです。ではでは。

(世の中、もっと大変な中がんばっているパパママがいるところ、本日は失礼致しました)。

※やはりこういった“こだわり”からくるイライラに対処するためにも、時間と心の余裕が必要ですね(障がい児育児において大事なことは「心と時間の余裕」と「お金の見通し」…で思うこと。

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