ここまで、「障害児」と表記していましたが、やっぱり障害の「害」の字の印象がよくないし、自分自身にも引っかかるところがあるので、今後は「障がい児」って書くことにします。
これに先立ち思い出すこととして、その昔、以前の職場でとても興味深い先輩がおり(いわゆるデキる先輩でした)、その方主催の勉強会で仰ってたことには…。
・メールの文章で『お疲れ様です』って書かない。
・なぜなら、日本語は表意文字だから。
・「疲」という字面を相手に見せると、本当に相手に疲労感を与える。
・だから、『おつかれさまです』とした方がよい。
というようなお話をされていました。その論理に合理性があるかどうかは分かりませんが、小生は納得したところがあったのです。
なので、小生も生意気ながら取り入れさせてもらって、おつかれさまです、と表記するようにしました。。。
なので、小生は「障害児」ではなく「障がい児」とすることします。
…。
さて。
思い出話もここくらいにしてと。
最近のテーマは「障がい児」の育児について語ることも多く、さらには今後どうするかということで、せめてお金の問題は今のうちから対策をしようという流れでした(前回のお話はこちら(障害がある子どもの資産運用において、たったひとつの大切なことについて…で思うこと。))。
そして、資産運用について一番大事なことは、何よりも親があっての育児です。世の中のパパとママにおかれましては、自らの心身の健康も大事な資産ですのでご自愛してください。
健康に長生きするということで、リスクヘッジできることも多いと思います。
さて。
次に、本題?というか要は資産運用で将来に向けての対策を立てようという話なのですが、もう既に問題ないくらい資産をお持ちの方は十分かと思います。でも、わが家を含めて多くの家庭がそこまでの準備ができていないと思いますので(勝手に決めつけてごめんなさい…)、わが家の状況をベースにして話を進めたいと思います。
さてさて。
まずはじめになのですが、最初のステップは「いったいいくらあれば大丈夫なの?」問題が登場します。
資産運用すること自体が目的ではなく、子どもの将来に向けて対策をとることが大事なのです。資産運用は手段に過ぎませんが、不安でいっぱいだったわが家にとって、とりあえず運用して備えようと考え行動を開始したことは、幾ばく(いくばく)かの安心感を得ることができました。
抱えきれない不安感を一時的にも受け取ってしまったわが家では、いまやれることに集中するという考えに至って、心のゆとりを得ることができました。もちろん根本的な悩みは解決できていません。でも、その悩みの方に意識がいってしまうと、さらなる悩みを生み続けてしまい負のスパイラルに陥って(おちいって)しまいます。実際に陥りましたし…。
だから、いまやれることに集中です。
ということで、資産運用というキーワードがわが家に舞い降りたのですが、その前提条件となるのが 「いったいいくらあれば大丈夫なの?」問題 なのでした。
これ、正直わからないですよね。
少なくともわが家は分かりませんでした。
特に心配な「親なき後」にいくらあればいいんでしょうか。
だって、考えたこともないですから。。。
※ここで、「お金(資産)だけあればいいのか」問題もあると思っています。それも大事な問題だと思っています。十分なお金(資産)があったとしても、それをちゃんと長男くんが管理して生活資金として使っていけるのか、という不安も確かにあります。成年後見人なども考えなくてはいけないのかな、などなど…。ここでも不安要素が増えてきそうです。ただし、この問題はそのお金(資産)があってこその問題なのでいったん切り離して考えたいと思います。
さて。
ということで、いくら必要なのか?
もっと言うと、「いつ」「どのタイミング」で「どのくらいのお金」があれば安心できるのかを考えなくてはなりません。
…。
結論を言うと、この問題の解決は個人の知見ではキツいと思います。少なくともわが家では難しかったです。
まず、長男くんが今後どのような成長を描くのかが読めない。。。ただ、今の様子を見ていると小学校での普通級は難しそう…かな。
小学校はどうするのか?
支援級と特別支援学校のよしあしは?
次の中学校・高校は?
就労は可能なのか?
行政から何か支援・手当があるの?
グループホームって何?
障害年金って?
などなど。。。個人でも一応は調べてみたもののやっぱり厳しそう。
そういうことを考えると、まず「いくら必要か考えましょうの沼」にハマってしまって前に進めないことが起きてしまうかも知れません。
なので。
わが家では、その「いくら必要なのか問題」はいったん後回しで、資産運用をまず始めるという流れでした。これでよかったと思います。
※実際には、いくら必要なのかは気になってはいたものの、少なくとも今の貯金ベースでの積み上げでは苦しくなることは簡単に理解できていました。だから、運用の力を借りるしかないなと。小生自身もちょっとだけですが投資信託を始めていたのである程度の準備は整っていたと思います。
※そして、先述の「いくら必要なのか問題」については、縁(えん)あってリタリコさんのFP相談でしっかりと考え直すことができました。これについては、また今度お話ししたいと思います。先ほど列挙したわが家で気になっていた項目は、リタリコさんのFP相談の場で教えてもらったり、質疑応答でクリアにすることができました。
とにかくです。
わが家のケースで考えてみても、長男くんの将来については、10年、20年、30年、ヘタしたら50年スパンでお金のことを考えることを意味するので、投資信託へのインデックス投資との相性はよいだろうなと素人ながら思った次第です。
ということで、タイトルに戻って、「障がい児育児の資産運用において一番最初の問題」は、いくら必要かをまず考えることです。ただし、これは専門家に相談した方が早いと思うので、とりあえずは資産運用が始められるように、証券口座を開いて準備を進めておくことが大事ということです。
パパとママ、子どもの証券口座を開きましょう。ジュニアNISAを活用した方がいいですよ。。。ジュニアにNISAは、50万口座(2021年3月末時点)ですか…。もったいないぁ、と思ったり。。。
結局は、前回と同じような結論になってしまいましたね。。。
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