『2022年1月、株価急落中です』…で思うこと。

資産運用

2022年は年明け早々に、株価がさえません。

というか、日本株も米国株も株価急落中です。

よって、投資先の投資信託も軒並み急落中です。

正直、心穏やかではなく「えー、どこまで下げんの!?」という気分です。

正直、凹みます。。。

毎日の株価チェックが嫌になる状況です。

こういう時はいちいちチェックしなきゃいいんですけどね…。でも、ついつい見ちゃうんです。だって人間だもの。。。

本日は、このような株価急落中の不安な状況における心構えについて書いていきたいと思います。

投資初心者で不安な日々を過ごしている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。。。

まず2022年1月の状況について

まずは、現状把握です。

S&P500指数のチャートをみると、ご覧のようにキレイに下がっています。。。2021年1月の月初の「4,818」から直近で「4,222」に急落しており、約12%の下落です。結構下げてますね。。。

<S&P500指数:日足1年間のチャート>

その他、NASDAQのチャートもみてみると、2021年の月初の「15,901」から直近で「13,094」まで下がっており、約13%の下落です。こちらもS&P500に負けず劣らず絶賛下落中ですね。

<NASDAQ:日足1年間のチャート>

※S&P500指数、NASDAQともにSBI証券さんの直近1年の日足チャートの画面からお借りしました。ちなみにわたしは楽天証券よりもSBI証券派です。口座開設がまだの方はこちらからどうぞ。とりあえずSBI証券で始めれば間違いはないと思いますので。。。
なお、米ドルの為替の状況は、ここ最近は114円~116円の範囲で収まっているので、為替リスクについてはまだ助かっているという感じでしょうか。仮にここから円高に振れるとダブルパンチになるのでさらに辛い状況になってしまいますね。。。

下落中の心理

これらのチャートからわかるようにS&P500指数、NASDAQともに10%以上の下落です。

結構な下げ幅ですね。

わたしの運用状況も昨年の利益を吹き飛ばす勢いです(正直、勘弁してくれ~)。

ここ2年くらいずーっと右肩上がりだったことを考えると、この株価急落は気持ち的にちょっと不安になります。

わたし自身、障がい児育児における将来の備えとして、積極的に資産運用をしてオススメしておりますが、株価下落の現象を目の前にすると心がモヤモヤしてしまうのも事実です。だって人間だもの。。。

せっかくコツコツと積み立ててきた運用資産がマイナスになってしまうと本当にストレスです。。。

なので、特に投資初心者で最近投資を始められた方は、今回の急落に直面されて以下のように感じるはずです。

  • やっぱり投資なんかやるんじゃなかった…。
  • もっと下がってから始めればよかった…。
  • もう売ってしまってキレイさっぱりしたい…。

などなど。

さらに、次にもし株価が元に戻り始めて、買値付近になったらこうも感じるはずです。

  • あー助かった。もう売ってしまおう。投資なんかコリゴリ…。
  • 損せずに売れてよかった。やっぱりわたしには投資なんか向いてなかったみたい。もう投資なんて止めておこう…。

などなど。

この気持ち、本当にわかります。買った株や投資信託が下がってしまって、評価額がマイナス表示されている状況は本当にストレスです。ものすごく後悔の念に駆られてしまいます。

『やっぱりやめておくべきだった』

『なんであのとき買ってしまったのか』

『やめておけばよかった』

『せめて、もう少し待ってからやるべきだった』などなど。。。

最近のわたしの実体験では、新型コロナの日本国内における感染例が見つかる直前にS&P500連動の投資信託を買い増していたので、2020年3月からの下落局面では、本当に自分自身の投資センスの無さに絶望していました。。。

『あー、なんでこんな時に買い増してしまったんだろう!』

『ちょっと考えたら、いまじゃないって分かることじゃないか!』

2020年3月から生じた新型コロナによる株価大暴落を経験したわたしは、まさに後悔につぐ後悔の気持ちに苛(さいな)まれていました。

だから凹む気持ちは痛いほど分かります。だって経験者だもの。。

コロナショック経験者は語る

先ほど、わたし自身いまの下落相場は不安で仕方がないというような書きぶりをしましたが、実は少し心の余裕があるのも事実です。

もちろん運用資産は大きく下げてはいるのですが、少しだけ気持ちの余裕があるのです…。

なぜか。。。

それは一度、コロナショックという大きな暴落を経験し、その暴落をくぐり抜けて得られた“学び”があるからです。

2年前のあのコロナショックのときは、あまりにも下落スピードが速すぎてまったくなにもすることができずに、しかも下がり過ぎたがゆえに損切りする勇気さえ持てなかったです。つまり、下落し過ぎて手も足も出ず塩漬け…という経験です。。。

暴落をくぐり抜けてきた、という表現はおおげさでお恥ずかしい限りですが、ただひとつ言えることはコロナショックのような未曽有(みぞう)の暴落時においても“売らなかった”という経験はできました。

これが不幸中の幸いでしたし、大きな学びにつながりました。

つまり、売らなかったがゆえに大暴落からの急回復を経験することができました。さらには急上昇という幸運にも恵まれました。

急上昇というのは運がよかっただけかも知れませんが、急回復を経験できたことは、本当に良かったです。

すぐに株価が戻ったということよりも、株価はいずれ元に戻るんだということを身をもって体感することできました。

米国株(ここではNYダウ指数やS&P500指数など)は戦争や自然災害などの数々の難局を乗り越えて右肩上がりを続けてきたという情報は知っていましたが、コロナショックもまさにその一部であったことを身をもって体感できたんです。

しかも、さらに凄いことに株価は元に戻って、その後は紆余曲折を経ながら成長を続けるっていうことも体感することができました。

本当に貴重な経験でした。

ということで、この知見を活かすとすると、今回の株価急落も気にすることなくいずれ元に戻ってくるもんなんだと感じられます。

その戻り時間の幅や時期は知りようがないですが、、、いずれ戻ってくるんです。きっと。

どうやらそれが資本主義らしいです。

そして、長い歴史のチャートを振り返ればそれらの数々の“ナントカショック”っていうのは気づかないくらいの下げ幅でした。。。

まぁ、そんな感じの中での2022年1月の下落状況です。

※しかも、今回の下落はいずれ○○ショックというような名称をつけられるかも知れませんが、インパクトとしては前回のコロナショックほどの影響はないのではと思っています。コロナショックは本当に凄かったです。為替の影響も相まって、10%の下落どころではなくわたしの運用資産の評価額は50%以下に落ち込みました。正直、この世の終わりと思いました。。。

下落中の心構えと対策

そんな、久しぶりの下落局面においての心構えの話です。

まずは売るな、です

つまりは、株価はそのうち戻ってくるから、いまのところは売らずにそのまま持ち続けましょうということです。ガチホというやつです。ガチでホールドのこと?ガッチリホールドのこと?

逆にここで売ってしまうことを、狼狽(ろうばい)売りというらしいです。

慌てて売らないことが大事です。

不安な気持ちを落ち着かせて、とにかく売らずにいることが大事です。

でも、不安になっちゃうんです。。。その気持ちも知ってるんです。。。

株価が下がっているであろうことを知っていながら株価をチェックしてしまうんです。。。だって、人間だもの。

次に株価をチェックするな、です

だから、次に心がけることは株価をいちいちチェックしないことです。

忘れてしまいましょう。。。

臭いものにはフタをしてしまいましょう。。。

株価をチェックしてみたところで、どうせ下がっているんですから。。。

わざわざ悪口が書かれている掲示板を見に行くようなものです(例えが違うかも…)。そんなことは止めておきましょう。

難しいかも知れませんが結構、これは大事なことだと思います。

もしいけるなら買い増せ、です

売るな、忘れろ、は防衛策でしたが、この下落局面を逆手にとって攻めに出るなら「買い増せ」です。

でも、これができるんだった初心者ではないかも知れませんね。

結果的に株価が戻ってくるなら、この下落局面はバーゲンセールのようなものです。

余剰資金があるのなら、こんなときにこそ買いましょう。

わたしも今回は買い増ししています。

一気に買うのが怖い方は、余剰資金をいくつかに分割して買いましょう。

また下がったら、、、と不安であれば、また下がったときにさらに買えばよいのです。

※このあたりの買い増し基準はひとそれぞれ個人のリスク許容度によりますが、わたしが参考にしているのは、Youtubeチャンネルの「【投資塾】知らないより知っていた方が役立つ話」で紹介されていた「マイナス5%ルール」です。詳細は動画を見てもらった方がいいのですが(というよりもこのチャンネルは本当に素晴らしいので全部見た方がいいのですが)、ざっくり言うと『週次でS&P500指数が5%下落したら買い増す』というものです。

だから積立設定をしておけ、です

買い増しの準備も含めて、一定の現金をいつもポートフォリオに組み込んでおくのは大事です。

でも、コロナショック前のわたしはそんな余裕もなく相場の上昇にあわせて全部個別株と投資信託に突っ込んでました。

だから、コロナショックの暴落がモロに直撃して大きく評価額を落としてしまいました。

手も足も出ない状態だったのです。

でも、いまから振り返ればコロナショックって絶好の買い増しチャンスだったんです。

ということで、前述のように買い増しができるとよいのですが、下落局面で本当に買えるのかという問題が発生します。

だって、株価もっと下がるかも知れないですよ。。。

いや、きっと株価下がりますよ。。。

米露のウクライナ問題や米国での3月の利上げ実施など不安定はいっぱいあります。

それらがある程度カタがついてからの方がいいんじゃないかな、なんて葛藤が必ず発生します。

でも、これらのことってカタがつくんでしょうか。。。

さらに、大底で買うことなんでできないんです。それが分かったら苦労しないし。。。

ということで、きっと株価は回復するだろうと信じてはいながらも、株価が下がっているときに買い増すというのは初心者には難しそうです。

※「マイナス5%ルール」のような買い増し基準はひとつの目安になって役に立つかも知れませんが、初心者にはやはり難しいと思っています。
※今回買い増せたわたしは初心者ではない、ということを言っているわけではないです。わたしもきっと初心者です。初心忘るべからず。。。

なので買い増していくことは難しいのであれば、最初から積立方式にしておいたらよいと思うのです。

毎月積立でも毎週積立でもよいのですが、一定金額を買い続けるという設定をやってしまってあとは放置です。

積立方式であれば、上昇局面でも下落局面でも平坦な局面でもとりあえずはハズレなく投資ができると思いますし、今回の下落相場でも『評価額は下がっているけど、こんなときこそ積立効果で割安で買えているし』とちょっとした気持ちの余裕が生まれるかも知れません。

もともと資産運用では、『長期・積立・分散』をおススメしていますが、こういった局面にこそ効果を発揮してくれます。

まとめ

投資はあくまでも自己責任ですが、S&P500指数に連動した投資信託を長期に渡って積み立てていく投資スタイルであればかなりの勝率で資産は増えていくものと思っています。

で、ときには今回の株価急落のように下落していくこともあります。

こういった上下を繰り返しながらも右肩上がりというのが、これまでの歴史が示してくれているところらしいです。。。

ある意味時間を味方につけて粘り強く続けていけば、ナントカショックでさえも対処できるようです(例えば、今回でいえば株価が下がっていても慌てて売らずにそのまま持ち続けておくことで対処できると思っています)。

※これまではそうだったというだけで、これからそうはいかんと言われればそうかも知れませんが、個人的には何度も繰り返されてきた「これまでそうだった」説の方を信じて投資を続けたいと思っています

ということで、わたし自身の経験も踏まえての2022年1月の下落について書いてみたのですが、下がっているときこそバーゲンセールだと心に言い聞かせながらもやっぱりモヤモヤするので、大きな下落がない美しい右肩上がりのチャートの方が嬉しいですね。。。

早く反転して上昇して欲しい…。

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