障がい児育児の保険について…で思うこと。【後編】

資産運用

前編ですでにお伝えしている通り、自閉症スペクトラムの傾向あり&軽度の知的障がいがある長男くんのために考えたというよりも、小学生の長女ちゃんと保育園児の長男くんという幼い2人の子どもを抱えた家庭という観点で見つめな直しわが家の保険を再考しました。

今回の後編では、具体的にわが家ではどう保険を組み直したのかということをお伝えできればと思います。

現在のわが家の保険事情…。

スリム化を図ったわが家でいま現在、加入している主な保険は以下のとおりです。細かな条件は省いておりますが悪しからず。

  • (パパ)死亡保障(死亡時200万円、65才払込・終身保障/保険料:年3万円程度)→払い済みにしてもよいのだが、まだ踏み切れず…。
  • (パパ)がん保険(がん診断時に100万円(2年毎)、特約で初回のみさらに100万円、終身払込・終身保障/保険料:年2.7万円程度)
  • (パパ)収入保障(死亡時月10万円、65才払込・65才の保障期間/保険料:年3万円程度)
  • (ママ)なし…?(ん?解約したから、なしだよね…)
  • (こどもたち)なし

こうやってみると、それでも年間8.7万円の支出が発生しているんですね。。。うーん、、、パパの死亡保障はやっぱり払い済みにしてしまおうかな。。。どうしようかな。。。今年、一気に解約したり払い済みにしたりしたので、やや躊躇(ちゅうちょ)してしまいました。65才までの払込期間だし、、、と思って残していますが検討の余地ありですね。こうやってブログでまとめてみると、よい振り返りになりますね。

※死亡保障200万円で年間3万円以下の保険料の掛け捨て定期保険を探してみたのですが、自分調べではより割安なものがうまく見つからずでした。また、仮にこの年間3万円を投資で運用したと仮定して、利率5%で残り25年間の運用期間を掛けたシミュレーションが約150万円でしたので、このまま死亡保障200万円をとってもよいかと、いまのところは判断しています。

次に、パパのがん保険です。これはリベ大の両学長が「がん保険は要らない」という教えを出されていたのですが悩みます。現在加入中のものが、改悪前の「富士生命のがん保険」なのです。富士生命は、FWD富士生命を経由して、FWD生命へと社名が変更されていますね。この保険って、『上皮内新生物を含むがん』でも保険対象になっているうえ、特約で初回に100万円の保険金も出るというもの。。。できることならば、がんにはなりたくないのですが、これって結構加入者有利な条件だと思っているので、そのままとしております。

最後に、パパの収入保障ですがこれはリベ大の両学長もおススメの保険商品でしたのでご紹介します。「FWD生命の収入保障」です。わが家の契約内容は年3万円程度の保険料で仮にパパが死亡すると、65才まで家族に月10万円が支払われる契約です。一括で受け取ることも可能ですが、基本的には月々での受け取りをするようにママには話しています。

保障金額の大小や保障年齢の長短などは、各ご家庭ごとにカスタマイズしてもらえればと思いますが、おおむねこの保険内容はよいと思っています。掛け捨ての死亡保険と比較して検討しましたが、わが家ではこの収入保険にしました。

もう少しだけ宣伝(?)すると、この保険のよいところは無料の特約で『もし同事故等でパパママ一緒に死亡』した場合には、保険金が2倍になることです(配偶者同時災害死亡時割増特則と呼ぶらしいです)。仮にわが家の場合では月の支払いが20万円(10万円×2倍)になるとのこと。夫婦同時に死亡というのは本当に最悪なケースで、子どもたちのみを残してしまって想像もしたくない状況ですが、こんなときにせめて保障が手厚くなるのはありがたいですね。

この縁起でもない夫婦同時死亡のケースを想定して、さらにこの収入保障を深掘ると。。。

わが家では加入していないですが、ママも同じくこの収入保障に加入し特約を付けていれば、仮に同一契約内容であった場合には『夫婦同時死亡でパパ分で20万円、ママ分で20万円』となり、残された子どもたちに月々40万円の保険金が65才まで支払われることになります。繰り返しますが、パパママ同時死亡は本当に痛恨の極みですが、残された子どもたちへの保障という観点ではせめてもの救いです。。。

※保険は、日々契約内容が変動しますのでご注意ください。人気商品(つまりは加入者側に有利で保険会社側には不利な場合)は往々にして改悪されていきますので要注意です。

その他のわが家の保険事情…。

もう少し、わが家の保険事情を補足すると上記以外で、自動車保険や火災保険、ローンの団体信用生命保険にも入っています。書き出すと以下のとおりです。。。

  • (家)マンションのローンに関する団体信用生命保険団信(年間の支払いはなし/パパ死亡時にローン残高がチャラ☆それはそれで助かるど、複雑な気持ち…。)
  • (家)マンションの火災保険と地震保険(10年更新で10万円程度)→次回更新時に地震保険分は外そうと検討中(注)
  • (車)自動車保険(軽自動車です。年2.5万円程度)→来年から車両保険分を外そうと検討中(注)
※(注)『火災保険は必須だけど、地震保険は不要』と『自動車保険は必須だけど、車両保険は不要』というのはリベ大の両学長の教えです。その教えに従うと、地震による損害や事故による車両買い替え対応等は保険で備える対象ではなく、貯蓄で備えるべき項目ですね。。。勉強になります。

見直して浮いたお金は投資信託へ

まだまだ検討の余地ありのわが家の保険事情ですが、なんとかスリム化を図ってなるべく必要最低限となるようがんばっています。

保険はほぼ固定費ですので、まず最初に削減対象として検討すべきことですね(小生は40才になってようやくです)。。。

そして、できることなら不要な保険には最初から入らないことが大事かと思います。

やっぱり、解約するとか払い済みにするとかって、手間もそうですが余計なストレスを感じてしまうものです。。。やめちゃって本当に大丈夫かな…とか考えてしまいがちです。。。でも、思い切って削減できると判断したのなら、さっさと手続きをしてしまいましょう。

そして。。。

ここまでの話は、基本的に保険を見直して年間の支出を下げる話ばかりになっていますが、せっかくなら保険の削減で浮いたお金は投資に回す原資として活用しましょう。わが家では、保険の見直しを経て投資信託の毎月積み立ての積立金額を増やすことができました。

例えば外貨建ての貯蓄型・資産運用型の保険というのは、実際には保険会社を通じて投資信託等を買い付けていることとだいたい同じなので、運用という面では余計な中間業者(ここでは保険会社)が居なくなる分、自分で投資信託を積み立てた方が運用成績はよくなるはずです。

いま思い返せば、とある外貨建ての保険商品で説明を受けた際に、「3%の運用保証です」との売り文句に感動しました。銀行預金の金利を考えれば破格の利率で素直に「すごい!!」と驚いていました(そして、小生は全期前納でこの保険に加入したのです…)。あの頃は若かった。。。そして、無知だった。。。

※保険には保険の良さがあり、単なる積立投資と比較してメリットもあると思います。でも、あの頃にお金の知識をちゃんと持っていればもっとより良い判断ができたのに…。残念。。。

最後に、わが家の保険事情の補足。

ここまでわが家の保険事情をお伝えしてきましたが、上記の内容だけでは「パパ死亡時に『月10万円の年金』と『200万円の死亡保障』だけで大丈夫なの?」という温かいご指摘があるかも知れません。。。そのような指摘がくるくらいまでこのブログをがんばりたいと思いますが…。

ということで、先んじて補足しておきますと、やっぱり上記の内容だけでは幼い2人の子どもをサポートするには不十分であると思っています。スリム化を果たしたわが家の保険事情として、パパ死亡時でも以下のような体制となっておりますことを補足しておきます。

  • ママは正社員で稼働中
  • 全期前納のドル建て死亡保障が7.5万ドル有り
  • すでに払込済のドル建て死亡保障が6万ドル有り
  • パパの銀行口座・証券口座で、現金や投資信託等で1000万円程度の金融資産は確保済み

その他、ママと子どもたちの銀行口座・証券口座にもそこそこの現金や運用中の投資信託もあるので、パパ死亡でもすぐに破綻することはないだろうと思っています。

今回、わが家の保険事情ということで恥ずかしながら事例紹介を行いましたが、少しでも参考になるようであれば嬉しいです。

また今後も状況にあわせて見直しを続けていきたいと思いますが、なにか変動があればご報告したいと思っています。では。

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