障がい児育児において大事なことは「心と時間の余裕」と「お金の見通し」…で思うこと。

育児

わが家には重度の知的障害で自閉症スペクトラムの傾向がある長男くんがいます。

長男くんは6才で、来年は小学校(特別支援学校)に進学予定です。

長男くんの障がいについては、1才半くらいには周りの子と比べての成長の遅さが気になり始めて、3才くらいには自閉症スペクトラムの傾向と知的の遅れを家族として認識し、5才の療育手帳の更新時には知的の遅れが重度であるとの現実を突きつけられました。

ここに至るまでにはいろいろと思い悩むことがありまして…というのはこれまでこのブログでさんざん書き散らしてきて参りましたので、そちらを参照していただきたいのですが、今回わたしが主に取り上げたいことは、、、

  • 心と時間の余裕
  • お金の見通し

についてです。

これまでの内容と重複するところは多々あるのですが、改めて障がい児育児に直面し、現在進行形で長男くんのことを生活の中心に据えて対応している身としては、やっぱり「コレは大事だよね」という考えにたどり着きました。

自戒の念も込めて、いま思っていることについて書いておきたいと思います。

①障がい児育児には「心と時間の余裕」が必要です

わたし自身、もう思い切ってキャリア志向というものを捨てて仕事を“適度”にがんばるという考えにシフトしました。

そこに落ち着くまではアレコレの葛藤(かっとう)はありました。

要領がよくなかったのかも知れませんが、仕事でがんばる(例えば、残業やら外勤・出張やらも厭わず働く)と、結局はそのシワ寄せが長男くんの育児に連鎖するっていうことが散見されました。

そして、それが原因で夫婦間でもストレスが生じてケンカが起こり、子どもたちに悪影響を及ぼすということを経験してきました。

そして、残念なことにそれを繰り返してきました。。。

大いに反省です。。。

たぶん、もっとうまくやれば(パパママの役割分担もうまくやれば)仕事も育児も両立してがんばってやれるんだと思うんです。

うまくやられているご家庭もたくさんあるんだと思いますが、わが家ではというか、わたしにはそのように器用にうまくできなかったというのが結論です。

“適度”にがんばるというとややネガティブな印象を与えますが、自分の中では今となってはある意味すんなりと受け入れられている状態です。

障がい児の育児って、テマヒマ(手間・暇)が掛かって大変です。

もちろん、健常児の育児も同様に大変だと思いますが、障がい児は意思疎通が健常児よりも困難なケースが多いのでより大変です。

イライラもしますし、何かにつけて時間も掛かります。。。

着替えるにしても、ごはんを食べるにしても、寝かしつけるにしても…。

親の都合でパッパッパ~とやってしまうこともできなくもないのですが、これをやっているといつまでたっても長男くん自身の自立につながりません。

だから、本人ができるところは、やり始めたところからじ~っと待ってあげることが大事です。

待つって大変です。

親が思っているようなスケジュールどおりには進みません。。。

ここは忍耐です。

本人ができることは、時間が掛かってもできるまで待ってあげる。

そう学びました。

イツ・ナントキであっても、待ってあげられるという境地には至ってないですが、可能な限り待ってあげるようにしています。。。

※もちろん、障がい児育児に限らず通常の子育てについても同じことは言えますね。ちなみに、わが家には長男くんの他にお姉ちゃんである長女ちゃん(長女ちゃんは定型発達の健常児です)もいるので、いわゆる一般的な育児は経験済みです。

そうやって待ってあげるためにも、障がい児育児のテマヒマ対策については、何よりも心と時間の余裕が必要です。

もう、コレ絶対です。

だから、極端にいうと仕事よりも心と時間の余裕を優先するように決めました。

積極的にそう思わないと、心と時間の余裕を確保するのは難しかったからです。

その意味で仕事は“適度”にがんばると決めました(全力であっても育児と両立する人はそれでよいと思います、あくまでも『私は』の場合です)。

もちろん、業務としての仕事はちゃんとやるのですが、心と時間の余裕を見据えて仕事をがんばるというイメージです。

ここに行きつくまでは結構大変でした(上司の関係や仕事の進め方や、いろいろあったなぁ…)。

でももうある意味スッキリしています。

仕事と育児を天秤に掛けることはしません。

いまのわたしにとっては長男くんのことが優先です。

意識して優先しようと決めています。

わたしはもう先に決めてしまって、心と時間の余裕の確保を心がけています。

その気持ちを持って長男くんに臨みます。

例えば、、、。

長男くんのお着替えには時間が掛かることは周知の事実です。。。

だから、親の時間的都合に合わせるように無理に急がせたりしません(ときどきは急がせますが…)。

自分でくつしたを履く仕草をしているときは、ゆっくりと待ってあげます(ときどきはわたしが履かせてますが…)。

エレベーターのボタンを押すときも、なるべく長男くんに押してもらうようにします(ときどき間違えて押しますが…)。

いつもいつも賢人のような態度を示すことができるわけではありませんが、凡人を自覚しつつこれらのテマヒマを受け入れるようにしています。

長男くんのことでイライラしてしまうと、長女ちゃんにもシワ寄せがいくんですよね。。。

これは「きょうだい児問題」という“あるある”な問題で、これについては別のブログ(きょうだい児問題…で思うこと。)に書かせていただきました。

いまは順調な長女ちゃんも、もしかすると何か問題が出てくるかも知れません。。。

いや、いまはただ見えていないだけで何か長女ちゃんも悩んでいることがあるかも知れません。

そんなときでも心と時間の余裕を持っていれば、長女ちゃんのケアにも対応できるかも知れません。

…。

こうやって書いていると、全部がうまくいっているように聞こえますが、全然道半ば(みちなかば)です。

心と時間の余裕を持つ、ということを常に心掛けたいというのが実際のところでしょうか。

いわば願望です。

まだまだ修行中です。

②障がい児育児には「お金の見通し」が必要です

次に障がい児育児における「お金」問題についてです。

この件についても、これまでこのブログで結構書いてきましたし、長男くん並びにわが家全体の将来設計に対していろいろと試算してきました。

障がい児育児における「お金」の問題って、赤裸々(せきらら)に書いているものってあんまり見かけないんですよね。。。

日本人が全般的にあまり「お金」についてしゃべらないことを反映して、なおさら障がい児における「お金」問題について触れられてきていないと思うんですよね(わたしがただ調べ切れていないだけでしょうか…)。

わたしが長男くんの障がいについて認識させられたときに、一番最初に感じたことは「この子の将来は大丈夫だろうか?」というものでした。

少なくとも自分が生きている間は、なんとか自分が守っていくという力強い決意を持てたのですが、自分が居なくなってしまった後というのは本当に心配でした。

自分が死んでしまった後のことを考えても仕方がないという考えも理解できなくはないのですが、長男くんに障がいというハンデを“背負わせて”しまった負い目なのか。。。

何とも言えない親としての責任を感じているのも正直な気持ちです。

※ちなみに長女ちゃんは健常で定型発達だから将来の心配はない、ということは言えないですよね。それは理解しているつもりです。。。長男くんの方が心配ごとが多そうだけれども長女ちゃんのこともちゃんとケアしていかないといけないですね。

さて。

長男くんの将来については、やっぱりまだまだこれからの成長をみていかないと分からないことも多いので予測することは難しいのかも知れません。

ただ、難しいからといって無策に時を過ごすのは余計に心配です。

だから、わが家ではまずは将来的な「お金」についての問題について考え始めました。

一般的な4人家族としての家計について考えるのではく、長男くんという障がい児込みでの家計について考えるということです。

父親としての自分が居なくなった後でも、「お金」を残してあげられることで少しでも長男くんの苦労を取り除いてあげたい。

「お金」があれば絶対的に何とかなるというものではないでしょうが、「お金」があれば何とかなることも多いというのも真実だと思います。

先述の「心の余裕」の中には、こういった将来の「お金」問題とリンクしている部分もあると思います。

例えば「お金」を十分に残してあげられれば、それだけ「心の余裕」の確保につながります(絶対に大丈夫ということはないけれど…)。

そうこうして、わが家では長男くん込みでの「お金」問題に取り組んでいます。

その一環として資産運用に励んでいます。

※個人の資産運用だけではどうにもならん場合もあって、どうしても行政のサポートに頼る部分も多いと思います。それはそれで行政や国に頼ってよいと思っています。基本的人権は日本人全員に平等に与えられているからです。以前のブログにも生活保護でのサポートを考慮した長男くんの将来設計を検討しましたが、それも最終手段とは言わずに十分にアリな選択肢です。それだけ日本という国は、セーフティーネットがしっかりしており幸せだと思います。

さて。

そこでなのですが、先ほど申し上げたとおり障がい児育児を前提としての将来設計というべき「お金」問題についてあまり情報がないのです。

一般的な、夫・妻・子ども2人の4人家族のような情報はよく見かけます。

でも、障がい児がいる前提ではどのように考えたらよいでしょうか…。

試行錯誤中ではありますが、わが家の考え方が少しでも参考になれば幸いです。

0.一般的な障がい児(障がい者)家族の現状について

そもそもなのですが、現在障がい児(障がい者)を抱える家族の一般的な対応策はどんな状況なのでしょうか。。。

めちゃくちゃ知りたいです。。。

どなたか教えてくださいませ。。。

当事者でいらっしゃる諸先輩方の実態を把握し、そのうえでのお知恵を拝借(はいしゃく)したいのですが、どうすればよいのでしょうか。

わたし自身もいろいろと調べてはいるのですが、あまり情報がなく結局は自分の調べた範囲の中で「あーでもない、こーでもない」を繰り返しております。

僭越(せんえつ)ではありますが、障がい児育児に関わる方々にとって「先に言っといてよ」的な事柄がこのブログからの情報発信によって、少しでも解消できると嬉しいと思っています。

同じような苦労や試行錯誤はされてなくてよいと思います。。。

これから長男くんは特別支援学校に進学予定ですので、これまで以上に障がい児育児の当事者が集まるコミュニティに近づくことになります。

いまはまだ持ち合わせていない大事な情報も、周囲の方々などから収集させていただき、これからココで発信できればと思っています。

…。

さて。

で、結局はわたし自身は「現在障がい児(障がい者)を抱える家族の一般的な対応策」をいまは持ち合わせていないのですが、とりあえず情報収集できそうなところにはコンタクトをとって調べてみました。

(1)親の会

言わずと知れた親の会です。

わたしが住む千葉県市川市には『市川手をつなぐ親の会』というコミュニティがあります。

全国的にみても歴史は古く結構、老舗な組織とのこと。

私たちの会は昭和28年に結成されました。こどもが特別支援学級や特別支援学校、施設や事業所に通っている、市川市内の家族の多くが入会しています。会員数は現在900名を越えました。どなたでも入会できます。

一人で悩まず、一人で抱え込まず、私たちと手をつないでみませんか?
一緒にこの輪を広げましょう!

「市川手をつなぐ親の会」さんのHPより

おそらく各自治体にも、それぞれに親の会があると思います。

まさに当事者たる諸先輩方が集まる場です。

「是非ともお力添えを~」ということで連絡をとって入会を希望したのですが、、、うまく意思疎通ができなかったのか、どうもペンディング状態です。

長男くんが小学校に入学してみると本格的な入会ができるのも…??

ただ、電話にてお悩み相談をさせていただいた際には、「(お子さんの将来については)何とかなりますよー、わたしたちもみんなで助け合ってがんばってますよー」との温かいお言葉をいただき救われた気分でした。

お電話ではいきなり「お金のことはどうしてますか?」という不躾な(ぶしつけな)質問もできなかったので、今後ちゃんと入会した後、いろいろと情報収集できればと思っております。。。

お電話に出ていただいたご担当者の方も当事者でいらっしゃって、成人されたお子さんを紆余曲折を経て無事に育てあげていらっしゃいました(うかがった話の詳細は個人情報かと思いますのでここでは記載は避けたいと思います)。

そのような経験者からの「大丈夫ですよー」というお言葉は本当に頼もしかったです。。。

(2)中核地域生活支援センター事業

全然知らなかったのですが、「中核地域生活支援センター事業」なる行政支援があるようです。

知的障がい者向けのグループホームに関してネットで調べていたときに出てきました。

千葉県では、子ども、障害者、高齢者等、誰もがありのままに、その人らしく地域で暮らすことができる地域社会を実現するために、「中核地域生活支援センター」を健康福祉センターの所管区域ごとに設置しています。

千葉県のHPより

これも各自治体それぞれにあるようです。

そして、当該事業の事業内容を拝見すると、、、

(1)包括的相談支援事業
制度の狭間にある方、複合的な課題を抱えた方、制度や社会の変化から生じる新たな課題により生活不安を抱えた方及び広域的な調整が必要な方等、地域で生きづらさを抱えた方を分野横断的に幅広く受け止めて、相談支援を行います。
相談等に当たっては、潜在的な対象者の積極的な把握に努めるとともに、相談者のみならず、その家族等も含めて課題の把握に努め、相談者に対する支援計画等を策定し、家庭や関係機関を訪問する等のさまざまな方法により、相談者に必要な支援が提供されるように援助、調整等を行います。

同じく千葉県のHPより。事業内容から引用。※黄色マーカーはわたしが後付けしてます

というように、“包括的相談支援事業”があり、幅広なお悩み相談も受け付けていらっしゃるようにも読めます(違っていたらごめんなさい…)。

ということで、千葉県の中でも市川エリアを担当されている「がじゅまる」(法人名:社会福祉法人一路会)さんにお電話で相談してみました。

短時間でありましたので、お悩み解決とまではいきませんでしたが、お電話ではとても親切な感じで「何かお困りの際にはまたご連絡ください」とのことでした。

なお、「がじゅまる」さんを運営する社会福祉法人一路会さんは先ほどの『市川手をつなぐ親の会』の関連組織のようです。

そして、有益な情報として、、、

・障がい者向けのグループホーム事情は、やはり需要に対して供給が不足している

・ただし、市川市の現状として障がい者向けではないグループホームにて受け入れが行われており何とか対応がなされているようです

・(長男くんが成人する)今後10年というスパンでは障がい者向けのグループホームの供給が増え、状況は改善されるであろう

・グループホームについては、本人の将来的な自立を目指して遅くとも30歳くらいまでには開始した方がよい(目安は親自身が一人暮らしを開始した時期とのこと)

・親は心配するけど、意外と本人は適応するらしい(子どもは意外とたくましい…らしい)

・もし言葉が出なくても(≒喋られなくても)、他人から言われていることは分かっていて意思疎通ができるらしい。意外と生活できているらしい。

・グループホーム入居を前提とした、入居者の金銭的な状況としては「お金のことは大丈夫」らしい(え、ほんとですか!)

・グループホーム生活における主な支出の家賃・光熱水道費・食費(朝夕)が月6~7万円程度とのこと。

・これに対して本人の収入が、障害基礎年金で月6万円、B型就労で月2万円程度らしい。なので月6~8万円程度の収入となり、だいたいこれでまかなえるらしい。

・むしろ、これらの障害基礎年金等の収入をベースにグループホーム費用が逆算されているとのこと。

・ただ、支出についてはその他プラスαで掛かるものがあるので、その点については準備が必要(例えば昼食代、日用品費、娯楽費、雑費など)。

・しかし、プラスα分についても行政から「生活扶助費」なる支援を受けられるとのこと。なので「お金のことは大丈夫」らしい。

※どうやら、この「生活扶助費」というのが生活保護からの支給金額(13万円程度)との差額相当で支給されるらしいです。でも、ごめんなさい。。。詳しい仕組みが知りたかったのですが、実態が分かっていない状況です。。。なので、本人が生活保護を受給している前提なのかどうかなどの条件整理等ができていません…。中途半端な情報ですみません。電話口では「お金のことは大丈夫ですよ」と勇気づけられたのは本当です。相談窓口にてそう言ってもらえて心強く感じたと同時に、ただ「本当に大丈夫なの??」とやや半信半疑な気持ちがあるのも事実です。。。
※「生活扶助」っていうのは生活保護の中の分類のひとつのようですね。。。ということは、やはり生活保護を受給していることが前提になるのでしょうか。。。うーーん、まだ分からんことが多いですね。確認でき次第、追加情報をお届けします。参考情報:「生活扶助とは?簡単にわかりやすく解説!

などを電話相談にて教えていただきました(もちろん、上記は現状での長男くんの状況を、将来的にそのまま適用して想像したものであることはご了承ください)。

…。

ということで、(1)、(2)を総合すると結論として「何とかなりそう…」という見通しなのかな。。。

もし、本当に「何とかなりそう」なら、絶対的に先に教えておいて欲しい情報である。。。

…。

とりあえずは、「何ともならん!」的な話ではないので、ポジティブな情報として受け取っています。

お金の見通しができたとは言えないものの、調べられる範囲では最低限の情報は得られたのではと思っています。

こうやって、ネットで調べるだけではなく積極的に関係各所に電話して相談するということも、これまでの自分からすると自分自身が“変わったなぁ~”と感じるところです。

いい変化ですね。

やっぱり当事者ですし、長男くんのためですし。

今後も引き続きの情報収集を進めていきたいと思います。

1.わが家の現状

※以下の1~3の項目は、前述の一般論や各種のアドバイスをいただく前に考えていたものになります。書き上げるまでに時間が掛かってしまい、途中途中でいろいろと調べものが重なったため多少のズレが生じていることをお許しください。

さてさて。

次にわが家の現状です。

先ほど「0.一般的な障がい児(障がい者)家族の現状について」にて、一般論としては「何とかなりそう…」というお話でしたが、まだ本当に大丈夫か確信できたわけではないですので、ここでは従来通り自分たちで何とかサポートできればという想定でシミュレーションしていきたいと考えています。

もともと資産運用で将来に備えて準備するという心構えでしたので、行政のサポートがあるおかげで資産運用をそこまでがんばらなくてよいということにもなり得ます。

とりあえずは、一般論は置いておいてわが家ではどのように考えてきたかをご案内します。。。

※冒頭の「心と時間」の問題と同様に、「お金」のことについても余裕が持てるといいのですが、今時点では余裕が持てるほどの資産はないのでこれからも引き続きがんばるというのが現状です。ただし、余裕は持てなくても見通せるくらいにはなっておきたいものですし、見通したうえでそれに向けて資産形成をがんばっていくという段階です。

ありがたくも現状は、日々の暮らしに追われてしまって将来のことなんてとても考えられないというほど困窮しているわけではありません。

むしろ(余裕ではないけれども)それなりの収入を得られており、ある程度の資産運用が可能な状況です。

■2023年1月時点

・家族構成:パパ(40代)、ママ(怒られるかも知れないので非公表)、長女ちゃん(小学生)、長男くん(6才)の4人家族

・持ち家:千葉県市川市で新築マンションを購入。35年ローンですね。。。

・お仕事:会社員のパパとママ。ママは現在、時短勤務中。

・世帯年収(手取りベース):約****万円(改めて計算すると、こんなにもらえるまでがんばってきたんですね(涙))

・年間貯蓄額:約***万円(え!?、むしろ残りはどこにいったのかな(涙))

・年間貯蓄率:約35%

・現在の金融資産:約****万円

・現在の金融資産の内訳:ざっくりと投資信託に約****万円、個別株式に約***万円、現金約***万円、その他約***万円

・資産運用状況:パパママはNISA・iDeCo、子どもたちはジュニアNISAを活用中。特定口座でも運用中。

・投資方針:王道のインデックス投資(主にS&P500連動のインデックス投資)。長期・積立・分散を継続中。

・その他資産:

 ◎自宅マンション・・・SUUMOで見ている限りではありがたくも購入時くらいの資産性はある模様。駅近マンションを買ってよかった。。。

 ◎保険・・・解約予定はないですが、解約返戻金ベースでは***万円程度。

 ◎その他・・・現時点で退職したとすると、パパは***万円くらい?、ママは未定(***万円未満かと)。

※こうやって書き出してみると、個人的な感想としては思っていた以上に資産がありますね。。。いろいろと失敗談もある中ではありますが、少しは自分を褒めてあげてもいいかもと感じられます。なお、保険の見直しや格安SIMへの変更、iDeCoにNISA、ジュニアNISAの活用など、基本的な節約・節税の取り組みをやってきた成果だと思います。
→すみません…。赤裸々と申し上げておりながら年収金額の数字は伏字(***)に修正させていただきました。。。生々しいのもちょっと憚られまして。。。もしご要望(?)があれば何かしらのクローズドな場にてご案内するという風にしたいと考えております。

2.長男くんの将来イメージなど

長男くんが今後どうなっていくのかは未知数です。

本当に心から思うのは、毎日笑顔で幸せに暮らして欲しいということだけです(もちろんこれは長女ちゃんにも言えることですが)。

そのうえで、親としてはせめてお金のことで余計な苦労はして欲しくない(悠々自適とまではいきませんが)。

お金のことについては親の責任として前もって備えて置きたいというのが願望です。

さて。

そもそも長男くんはどのような将来を歩むことになるのでしょうか?

例えば、進学や就職を考えると、、、。

・長男くんは小学校、中学校、高校は特別支援学校での進学を想定。

・長男くんの大学の進学は考えていない。

・高校卒業後の就労については、いわゆる「B型」での就労ができるようになってくれていれば嬉しいなと思うばかり(でも、これはまだどうなるか分からないですね)。

・ここまでいろいろと調べてみると、高校までは親元で暮らすのは前提として、いつまで親元で一緒に暮らしていくのかが問題。

・パパとしてはわたしが元気なうちはずっと一緒に暮らしていく(生きている間はパパが守っていく!)と思っていたのですが、でも親亡き後を考えると親が元気なうちからグループホームなどの生活様式に慣れていた方がよいとも考えられる(前述では30才までにはとのことでしたが)。

・だから、長男くんにとって幸せと思えるグループホームなどが見つかったところで親元から離れるという考えに切り替わる。

・まだまだ知らないことばかりですが、障害者施設というよりも親元から近い場所で(かつ素敵な)グループホームが見つかると嬉しい。

・グループホーム探しは需要と供給の問題で、難航するだろうから気長に待つことになるか。

・以上を総合して、例えば長男くんが18才(=パパ53才)で高校卒業し20才(=パパ55才)で親元を離れる。その後、80才~100才まで幸せに生きる。

こんなイメージでしょうか。

長男くんは良くも悪くも「教育費」が比較的掛からないと想定されます。その代わりに成人後も将来的に“生活補助費”的なものが必要になるイメージでいます。

この“生活補助費”をどれだけ準備してあげられるかで、長男くんの今後の生活のゆとりが得られるかが決まると思っています。

以前に、リタリコさんのFPカウンセリングで教えていただきましたが、成人後の障がい者(ここでは長男くんのケースとして重度の障がいを想定)の収入については「障害基礎年金」とB型就労が可能であればそれによる「労働収入」らしいです(このあたりはもっと詳しく調べないといけないですね)。

前者は約6万5千円(≒年間約77万8千円)くらいで、後者は約1万5千円くらいらしいです。。。

※長男くんの将来的な「労働収入」の方については、まだまだ勉強不足なこともあり以下ではちょっと割愛します。金額としては月額で約1万5千円くらいということでちょっと小さ過ぎるような印象もあるのですが、いろいろと制約もある中なので仕方がないのかも知れません。ただ、長男くんの今後の成長にもよるのでしょうが、毎日何か仕事があって仕事ができるような状況になっていると親としても嬉しいなと思った次第です。

さて。

リタリコさん情報では、グループホームでの生活費については、この「障害基礎年金」の範囲で収まるように設定されているようです。

国から支給される「障害基礎年金」で基本的に賄える(まかなえる)というのは、それはそれで最低限ありがたいと思うばかりです(グループホームもまだまだ足りていない状況らしいので、長男くんに適したグループホームに入居できるかどうかという問題は依然と存在していますが)。

ただし、「障害基礎年金」だけではカツカツであるというのも事実らしく、ココにプラスして親として“生活補助費”を支援してあげたいと思っています。

・現在、わが家で想定しているこの“生活補助費”は「毎月5万円(年間60万円)」と設定

・先述のシミュレーションで長男くんが「20才」(パパ55才)からグループホームに自立するとして支援を開始

・長男くんがその後、幸せに「100才」(パパママは死亡)まで生きて天寿を全う

・つまり、「毎月5万円(年間60万円)」を親元を離れての「80年間」に渡って支援できる準備ができればよい

・単純計算の掛け算だと「総額4800万円」となって途方もない金額になりますが、NISA制度等を活用して「1500万円」を積み上げて高配当の「年利4%」のポートフォリオを構築すれば「年間60万円」の捻出が可能(しかも、元金を減らすことなく1500万円でキープ)

・もう少し安全に考えて「年利3%」で考えると「2000万円」を積み上げればOKですかね(これが理想でしょうか)

・う~~ん。。間をとって(?)新NISAにあわせて、長男くんも「1800万円」の投資可能枠を埋めることを目標したらよいかもですね

というような資金計画になりますね。

長男くんには受験のような一般的な「教育費」があまり掛からないことが想定されますので、ある意味バーチャルな「教育費」を早めに積み上げて、それを元手(運用資産のタネセン)にして将来的な生活補助費に備えるという計画になります。

しかも、長男くんの“生活補助費”は長女ちゃんの大学費用よりももっと後ろの時期に必要になるものなので、時間を味方につけるという意味でも資産運用と相性がよいと思っています。

ただし、「問題は1800万円も積み立てが実現できるか」ですね。。。

3.長男くんの将来の自立に向けての資金計画

皮算用かも知れませんが、長男くんの現状をもとに資産運用シミュレーションツールでいえば以下のような結果です。

「アセットマネジメントOne株式会社」さんの「資産運用かんたんシミュレーション」より。

・積立運用時の年利は「年利4.0%」で、これはまぁそこまで無謀ではないかと。それなりに現実的かと。

・初期費用の「400万円」については、現在の家族全体の中で分配すれば可能な範囲かと。家族内での“贈与”とかの問題はいったん置いておいて。。。

・今後、長男くんが20才になるまでの「14年間」に「毎月5万円」の積立については、、、結構きついけどできなくはない範囲か。。。

 →この「毎月5万円」については「特別児童扶養手当」(『手当月額は1級52,400円、2級34,900円』らしいです)で充当するという考えであればいけますね。。。

・これで「1800万円」(上記シミュレーションでは約1823万円)を確保。

ということで、できなくはない感じですかね。

そして、これを「1800万円」の元金として新NISA口座で「年利3.5%」の高配当株や高配当ETFのポートフォリオで運用できれば、配当金として「年間63万円」(1800万円×3.5%)が捻出されます。

新NISA口座は非課税なのでいいですね。

「年利3.5%」の配当狙いもそこまで無謀ではないかと。。。

あとは、本当に「毎月5万円」の積み立てを「14年間」もやり続けられるのかということですね。。。

…。

こうやってみると、正直な話、現状でのパパママの仕事を続けられればという前提ですが、ありがたくもわが家の家計状況としてはやれなくはない数字なのかな、、、と。

ただ、自分たちの老後資金確保も同時並行でやりながらが苦しいところで、その塩梅を考える必要がありますね。

もちろん、長男くんのことが優先ではあるのは間違いないのですが。。。

※老後資金の他に長女ちゃんの教育資金の問題もありますね。。。お金の悩みは尽きない…。あ、あといまの仕事を続けられるかというところも悩ましい…。定年までやり続けるイメージがわかない。。。これはまた別の機会に。。。

前述のとおり「特別児童扶養手当」が受給できるのであれば、これを最大限に活用していけばいいですね。。。

シミュレーションでは上記のような感じですが、「お金の見通し」が立てられたとまでは言い切れませんが、何とか目標は見つけられました。

あとはがんばるのみです。。。

最後に

素人ながらいろいろと調べてみて思いますが、本当に知らないことばかりです。

ここまで書いてきておきながらやや無責任ですが、内容が本当にあっているのかという心配もあります。

ブログとして発信しているのでウソはないようにしたいと思っていますが、もし違っていたり勘違いしていたりしたら申し訳ございません。。。

内容の間違いなどに気づいたときには、改めて修正してブログでお詫びしたいと思っています。

…。

長々とまとまりのない文章となってしまいましたが、いつかどなたかの何かのお役に立てれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました