Zoomで同僚を顧客と間違える…で思うこと。

よもやま話

1~2か月くらい前のZoom会議でのこと。社内5名程度、社外1名のミーティングで、社外の方に我々がお話をうかがうという主旨でした。

会議開始の5分前には社内メンバーがZoomに入り、先方を待っていました。通常、我々の打ち合わせでは、カメラはOFFでZoomに入って「聞こえますかー」とかマイク・スピーカーのテストを行って開始時間まで待機という感じです。

ホスト役が「○○先生(社外の方)が待機室に入られました、入室許可を出します」と案内を出し、みんなカメラをONにして会議の準備を始めます。

小さな事件はここで起きました。小さすぎる事件でしたが、この小さな事件がこの後、小生の自信を確信に変える出来事となってしまいました。。。

ど、どういうこと…。

当日の会議におけるホスト役と司会進行役は別で、司会進行役は持ち回りとしております。ホスト役はアポイントとZoomミーティングの設定のみ。先方が入室されてからは、司会進行役がアポイントのお礼から本日の趣旨、その後の説明、ミーティング中の質問などをリードしていきます。

カメラが一斉にONになります。

司会進行が「○○先生、聞こえますか?」と始めます。「本日はお忙しい中、お時間をいただいてありがとうございます。今日の司会を努める△△です。それでは、さっそくですが本日の…」と進めます。

事件当日を振り返り、ここまで滑らかではないものの、こんな感じで話を進めています。。。

すると、そんなときに本日のゲストである○○先生から「あー、聞こえますか?○○です。宜しくお願い致します。」と返事があります。。。

司会進行のおじさんが、一瞬止まります。。。なにやら考えに考えてます。。。

やっと、気づきました。当該おじさんは、カメラがONになったわが社の同僚を、先方と間違えて満を持して会議を進めておりました。

間違えられた同僚も、なんとなく間違えられたんだろうな~と思いつつ、何ともしようがなく戸惑いの表情を見せながら○○先生役を数秒代役し、会議進行を受け入れていました。そして、どうせそんなことだろうな~と思いつつ、『△△さん、それXXさん(同僚の方)です。○○先生じゃないですよ』と注意できないまま傍観していた小生がいます。その意味で小生、同罪です。。。

小生、同罪ですがマジで思いました。カメラがONになって、同僚が映って先方と間違えて話を進めるって、ど、どういうこと?初対面じゃないやん、会社でもZoomでも会ってるやん…。。。もう、いとかなし。

論考

この事件、長く見積もってもおそらく10秒くらいの事件です。そして、気を取り直して、司会進行役のおじいさんは「あ、○○先生、本日は宜しくお願い致します。」とリカバリーを果たしました。事件と呼びつつも、軽傷で済みました。そうです、間違いはつきものです。たいしたことじゃないんです。。。実際に、そのあとほぼ予定通りにミーティングも終えることができました。

誰一人としてこの事件について、「あの、あれって…。」と回顧されることなく過ぎ去っていきました。小生のわだかまりだけを残しただけです。

小生、確かに当該おじさんに以前からやや懐疑的なところがあったのは事実です。ミスを責めたいとかではないですが、あ~やっちゃってんな~と思ったのは事実です。Zoomに慣れてないから仕方ないよね、と同情する気持ちもあります。

ただですね、もろもろ差し引いたとしても、例えばZoomに慣れていないとか、司会進行役で緊張しているとかあったとしても、カメラに映った同僚をつかまえて、百歩譲って、確かにいつもの髪型と違ってZoom画面越しだと他人に見えなくもなかったですが、そこは間違えないでよ。。。

あのような気まずい空気感を押し付けないでくれよ。。。

定年延長反対

議論は飛躍するかもですが、日本のサラリーマン社会では定年が延長していってます。昔、60才定年だったのが、いまでは65才になり、そして70才になるとのことです。

その背景には政府の年金対策があります。国の年金制度はひっ迫しています。そこで年金の受給開始年齢を引きあげて、税収に対しての年金支出額を減らそうとしています。しかも受給対象であった高齢者が労働してくれればそこからも税収が見込めます。政府からすると一石二鳥です。

一億総活躍社会…。

昔で言うところの60才や70才が、現代社会ではまだまだ元気であるということは認めます。もちろん例外もありますが、親の世代をみてもまだまだ元気です。本人たちもまだまだ元気で、せっかくならまだまだ働きたいです。いろいろな事情もあるでしょうが、働きたいと思っている人はせっかくならまだまだ会社に残って働きたいと考えています。働かないとやっていけないと思っている人もいるでしょう。確かに事実です。

年齢で一律に定年です、と会社を退場させられることにやや理不尽な面があるのは認識しています。

でもね。

これって、現場のイチ当事者から感じていることとギャップがあってその視点が抜けている気がするんです。

定年を延長して、さらに会社に残った方々って、それだけでその職場の人員ポストを埋めちゃうんです。これって、正直困っているんです。

大前提として、定年延長して会社に残った方々って、千差万別でいろんな方がいらっしゃるのは重々承知ですが、実際のところで小生が目にしている現場って往々にして組織貢献の面では「?」と思われる方が多いんです。。。もちろん、定年と言わず元気だし、このまま活躍して欲しいって方もいらっしゃいますし、いらっしゃいました。。。

でも、多くがそうではなく60才過ぎて再雇用で、単に仕事を流しているような方が散見されるんです。。。

本当にこんなことマジで勘弁してください。

その方々がポスト埋めてるせいで新規の人員補充の申請ができないんです。しかも、そういった方々に限って人件費高めなんです。。。

あの人の人件費分あれば、ヘタしたら事務員の方が2名も雇用できるよねって思ってしまうんです。。。その方が現場にとってどんなに有益か…。

※先述のZoomでミスったおじさんを、その些細なミスをもって、こんなことを書いているわけではございません。ここでは記載していない普段の労働姿勢を考慮し、卑近(ひきん)な例として挙げさせていただいております。

翻って、わが身

定年延長によって、高齢者が若者の雇用を奪っているとまでは言いませんが、言いたいことはひとつです。

定年延長で、引き続き働いてもいいですがちゃんと働いてください、です。

自分自身のことに置き換えて、60才、70才の未来をちゃんと考えていられるかは自信がないですが、このまま働いていくのであれば70才まで働いていいという選択肢はありがたいのは事実です。20年後、30年後、この制度のおかげでとても助かっているわが身かも知れません。。。

でも、いまのこの気持ちを忘れるること勿れ(なかれ)です。肝に銘じるためにここにこの定年延長問題を記しておきました。

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