乳酸菌飲料といえば、ヤクルトさんが有名ですね。ヤクルトさんの会社HPを拝見すると、「Yakult(ヤクルト)1000」については、「生きて腸内に到達する乳酸菌 シロタ株が1本に1000億個入った、乳製品乳酸菌飲料」らしいです。
ヤクルトさんの商品を名指しされたわけではないのですが、乳酸菌飲料に代表されるその類(たぐい)の商品の効能については、仕事柄、微生物の研究をされている大学の先生とお付き合いすることもあり、その先生からは免疫系が活性化され風邪予防に効くと仰ってました。プチ情報は以上です。
さて、今回は乳酸菌飲料の中身ではなく、その外形・パッケージであるあの「フタ」についてです。
あのフタ、あるある。
そうです、あの銀のフタです。
※なお、わが家で愛飲している類似の乳酸菌飲料は、ヤクルトさんではないので、これは特定の商品を指した話ではございません。
ネットで調べてみると、材質はフタはアルミ製で容器はポリスチレンでできており、それらを接着用の合成樹脂でくっつけているようです。ただし、ここで問題にしたいのは、材質でも形状でもありません。もちろん、「ネットで検索すると何でも出てくるやん」というプチ感動でもありません。
あのフタあける時のあれです。
とその前に、ネット調べるといろいろ出てきた中に、あのフタの開け方について考察されているブログもありました。飲料メーカーさんにわざわざ問い合わせて「オススメの開け方」を調べた方もいらっしゃいます。ブロガーの鑑(かがみ)ですね。
ということで、わたしがいまさら何をこねくり回しても、そのような諸先輩方のブログに補足を申し上げる情報はないので、ここで筆を収めるべきなのではございますが、せっかくブログを始めたばかりではありますので続けたいと思います。
開ける時の「ピッてなるやつ」、何とかして欲しい説
あのフタを開ける時に、ピッてなって中身がちょっと飛び出る問題を解決して欲しいです。特に幼児では、ちから加減が難しいんですよね。
あれ、全人類待望の解決して欲しい事項ですよね。ちょっと母数を大きく取り過ぎましたね。正確にはあれ系の飲料をよく飲むお子さんがいらっしゃる全世帯の願いですよね。いや、これでも大きすぎました。先の世帯のうち「あのフタで困っていない世帯を除く」とすればかなりの精緻な範囲に落ち着かせることができました。
先述のメーカー問い合わせブログ内では、いったんアルミのフタをカッパさんみたいにカパー(断じてダジャレではない)っと開いて、そこから剥がすときれいに剝がれるとのこと。ナイスですね。誰か人のために情報発信するって素晴らしいですね。
ご多分に漏れず、わが家も困っているです。。。あの開ける時の「ピッてなるやつ」に、本当についさっき困らされたんです。困ったというか考えさせられたというか…。
現場で何が起きたか?
長男が冷蔵庫を開け乳酸菌飲料を取り出し、フタを開けようとする際に案の定すんなりとは開けられなくて。。。次に、端っこをうまく広げて、そこからフタを引っ張っみたところ勢いよく端っこだけが剥がれて、そのはずみで中身がちょっと飛び出してきて。
最初の悪戦苦闘のところを含めても、時間にして5秒程度の事件です。
横でみていてヤキモキしながら、案の定「ピッて」なったところで、我慢ができずにピッチャー交代です。長男に代わってパパ登場です。左打者の打順で、左投手を持ってくる例のパターンです。パパによるピンポイントリリーフです。
パパはもう40才ですから、フタを打者だとすれば、それは見事に抑えられるわけですよ。あっさりと。3球で十分です。ここで言うこの3球がいったい何を指すかは置いておいて、時にこの慢心が災いして、打ち込まれることはありますが(この時は大惨事ですね、反動もあるので『ピッ』では済まないですね)、まぁめったにないですね、それは。繰り返しますが、もう40才ですから。保育園児とは経験が違いますよ。ベテランの仕事というんですかね、年をとっても十分に通用するスキルです。
…。
うまく例えようとし過ぎて、迷走したパターンですね。途中で引き返すべきでした。わたしサッカー部でしたので、他人の土俵で戦っていた気分でした。サッカーでいうところの、後半終了ぎりぎりに交代して登場する選手に例えればよかったかもと思いましたが、ここで引き返すこととします。
結局何が言いたかったか。
これ以上の不毛な議論は避けて、結局何が言いたかったかというと。。。
子どもが「ピッ」とやってしまうのを恐れて大人が登場してしまうと、子どもの成長機会、いや失敗する機会を奪っていってしまっているのが問題だということです。これはジレンマを感じてしまいましたね。
何度か失敗してこそ、「次はこぼさないように」だったり、こぼしてしまった後のお掃除だったりを覚えていくんですよね。それなのに、近視眼的に家を汚して欲しくないという大人の事情を先に出して、子どもにやらせないという残念な構図。考えさせられます。しかも、タチが悪いことに大人側は「やってあげている」という気持ちでいることも問題です。善意だからなおのこと怖い。
子どもの成長にとっては、あの「ピッ」ていう失敗は必要なプロセスであったということです。肝に銘じるべきです、わたし。
そして、子どもの成長のために、あの「ピッ」っていう失敗が必要であるならば、飛び出てきたあの1滴に含まれる約10億個(内容量100ml≒100滴として勝手計算)のシロタ株さんの存在についても無下(むげ)にしてはなりません。生きたまま腸内には届かなかった約10億個のシロタ株さんの想いも一緒に背負って、今日も歩んでいく必要があるのかも知れません。
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