わが家には重度の知的障害で自閉症スペクトラムの傾向がある長男くんがいます。
ヨソの地域を知らないところで申し上げるのは、やや憚られるのですが、障がい児育児に関して千葉県市川市はとても住みやすいところです。
さらに限定して、わが家が住まう本八幡(モトヤワタと読みます。市川駅の隣の本八幡駅です。)周辺は本当に便利です。
住んでみて、暮らしてみて、障がい児育児を実際にやってみて、本当にそう実感しています。
さて。
そんな、素敵な街、本八幡に新たな小児クリニックが誕生してくれています。
『イーズファミリークリニック本八幡』が2022年12月1日(木)に開院。
正直、本八幡の小児科さんは、『藤田小児科さん』で間違いないというか、ココで十分すぎるのですが、良いクリニックが新たにできてくれるのは本当にありがたい限りです。
今回は、そんな素敵なイーズファミリークリニック本八幡さんのおすすめポイントのご紹介です。
■おすすめポイントその1:発達外来にも対応!障がい児に優しいクリニック
HPをみてもそこまで推していないのですが、発達外来もやっています。
院長の湯浅先生はご自身の経験も踏まえての絵本を書かれていたり、Voicyのパーソナリティ(小児科医 湯浅正太 の診察室)をされていたりと、医師と並行して幅広いご活動をされています。きょうだい児問題の重要性にも配慮された先生です。
【著者紹介】
著書の「みんなとおなじくできないよ」より引用。発達外来については、予約が混んでいるようなので早めの予約申し込みをオススメします。
湯浅正太(ゆあさしょうた)
1981年生まれ。小児科医(小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医)。高知大学医学部を卒業後、自治医科大学附属病院、亀田総合病院、国立精神・神経医療研究センター病院勤務を経て、現在、亀田総合病院小児科部長。自身の経験から「障がいをもつ子どもたちや、その家族が生きやすい世の中を」という思いをもち、病気やハンディキャップをもつ子どもの兄弟姉妹(きょうだい児)の支援に取り組んでいる。
わたし自身、発達外来には月に1回程度で通っていますが、イロハのイのところからいろいろと教えてもらっています。
もっと早くから出会えていればよかったのに…。
これまでは独学のような形でいろいろと知識を貼り合わせてきた感じでしたが、ココでは問診票やヒアリングを通じて体系立てて説明してくれて助かっています。
例えば、説明を受けてありがたかったものの一つに「診断」があります。
問診票や行政機関等で「どこで長男くんの障がいの診断を受けましたか?」とよく質問されるのですが、療育手帳を持ってはいるものの、「診断って受けたのかな~」と曖昧だったんです。
先生のお話をうかがうと、療育手帳で障害程度が記載されているので、それで一応診断されている状態とのこと。。。
まぁ、そうならそれでいいか、と。。。
ちょっとしたことかも知れませんが、やっぱり障がい福祉のことやそれに関連した行政サービスのことって普通のひとは知る機会がないので全然知識がないんです。
だから、全体的にまとめて説明をしてくれる存在は貴重です。ありがたや。
その他、発達外来では、いろいろと気になっていることも気軽に質問することもできますよ。
わたしが最初に気になっていたのは、「発達外来って何?」であったり、「発達外来って意味あるの?」などなど。。。
以前に別のクリニックで、発達外来のようなことをお願いしたのですが、そのときは「もう少し様子をみましょう」的な感じで終わって、全然意味不明な状態だったのです。
長男くんのことで相談できる掛かりつけ医がいた方がいいって聞いていたので、とあるクリニック(最近、どこどこ病院のXX先生が独立して開院されたという情報を得て予約したんです)に相談にいったのですが「何がお困りですか?」って聞かれて、「え?、全部困ってますけど~」と心の声を抑えて状況説明したことを覚えています。
そして、それを踏まえての特段のアドバイスもなく、、、終了。。。
え、発達外来って意味あるのかな~って感じでした。
それ以来、そことはお別れしまして、発達外来というのも特段通うことなく、最近まで至ってました。。。
もちろん、熱が出たりすれば小児科さんに通ってましたけど、それ以外でわざわざ時間をとって発達外来にいくということはしておりませんでした。
…。
いずれにせよ、イーズファミリークリニック本八幡さんでは話を聞いてくれますし、長男くんの現在位置の確認というか、いまやっておくべきこと、やるかどうかを検討すべきことなどを教えてもらっています。
おかげさまでわが家では、これまで独学でやってきたことがある程度功を奏して、今現在のところで大きなミスや間違いはなさそうでした。
療育に通っていたことや療育手帳の取得にしても、やれることはやってきており、それなりにカバーできていたようです。
いま思えば、一番最初に思い悩んだときにこのような小児科クリニックさんがあれば、本当に助かったのだと思います。
なので、もし発達外来に興味がある方や障がい児育児に困っている方はとりあえず行ってみることをおすすめします。
まずは、通常の外来で行ってみてそこで軽く相談してみるでもよいと思います。わが家もそうでしたし。。。
ちなみに、お子さんは連れ行くことは必須ではなく、親のみでの訪問が可のようです(わが家はそうしております)。
なお、発達外来をやっている小児科クリニックが少ないので、その点でも希少なのですが、予約自体は1か月待ちくらいは普通なので、とりあえずは早めの行動をおすすめします。
■おすすめポイントその2:通常の外来で何かと便利なクリニック
そうなんです。
発達外来に限らず、便利なんです。。。
(1)LINEで簡単予約
ココが特別というわけではないのですが、LINEで簡単に予約できます。
藤田小児科さんは素晴らしい小児科さんなのですが、難点は朝の受付がしんどい…。
仕方ないのですが、やっぱりしんどい。。。
イーズファミリークリニックの開院のおかげで、朝イチで現地に行って並んで予約受付をしなくてはいけない、ということはなくなりました。
個人的なところではありますが、イーズファミリークリニックさんの方が距離的にも近いし…。助かる。。。
土日が完全休みという難点はありますが、それ以外はOKです。
(2)処方されるお薬の量が良心的
どう表現してよいのか…ですが、処方してくれるお薬の量が他のクリニックさんよりも多めです。
モノによっては30日分とか出してくれます。
これは子育て世代は助かりますよ~。
病院に何度も行かなくて済むんですから…。
翌週や2週間後に再診に行っても、出されるお薬だいたい一緒なんですよ~。
だったら、ちょっと多めに処方してくださるとありがたいんですよね。。。
お薬の量が多い/少ないというのが、お医者さんの良し悪しに直結するものではないということは理解してますが、やっぱり親としては助かりますよね。
このあたりは、お医者さんのスタンスや考え方次第なんでしょうね。
(3)メラトベル処方に際し、採血不要だった…
これはかなり個別具体的な話なのですが、わが家の長男くんにはときどき“睡眠障害”のような症状がでます。
以前もその症状の対策で安眠物質?のメラトニン成分を含んだメラトベル(←お薬の名称)を処方してもらったのですが、一時期の服用を経て中断しました。そのあたりのお話は以前にブログにまとめました(発達障害と睡眠障害の関係(わが家のメラトニン戦記)…で思うこと。)。。。
中断後、睡眠障害も奇跡的に落ち着いてよかったのですが、服用をやめた要因の一つが、採血だったんです。
初診や処方量の増加の際には、念のため血中の何とかという物質の血中濃度をチェックしなくてはならないらしく、、、採血がいるとのこと。。。
しかし、長男くんが採血にまったく慣れておらず、泣きじゃくるのです。
それを見ている親はいたたまれない気分になるのです。。。
それもあってやめました。。。
と・こ・ろ・が…。
イーズファミリークリニックさんで別件でポロっと相談した睡眠障害で、メラトベルの処方をお願いできたのです。
しかも、ノー採血でした。
増量の際もノー採血です。
これもお医者さんの考え方次第なのだと思いますが、「同じお薬なのに採血の要否って医師の判断によるんだ」と驚きました。
採血しなくていいんならと思い、わが家ではメラトベル服用を再開しました。
再開後の効果については、また今後レポートしたいと思いますが、量を増やしていくことで今回は少しずつ改善が見られているかも…という感じです。
ありがたや~。
ということで、障がい児育児に限らない話ではありましたが、新たに強力な味方である『イーズファミリークリニック本八幡』さんが本八幡に開院してくれました。
街がどんどん便利になってくれることは本当にありがたいですね。
(本八幡、おすすめですよー。)
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