わが家の長男くんには自閉症スペクトラムの傾向と軽度の知的障がいがありまして…ということを、このブログに細々と綴って(つづって)おります。
現実を突きつけられたときはショックではありましたが、落ち込んでばかりもいられません。
なんとかせねば…。
そうやってパパとママとで協力して『療育』と『資産運用』を本格的にとり組み始めました…。というようなことをこっそりとこのブログに綴って(つづって)おります。
長男くんのために今やれることをがんばる。
先々のことで思い悩むよりも今できることに注力する。
そうやって目の前のことをコツコツと続けていくことで、不安も少しずつではありますが解消されつつあります。
結局、いまやれることしか、いまの私たちにはできませんから。
※正直に申し上げると、完全な不安払しょくはやっぱり難しいです。。。特にママの方はときどき不安で夜うまく眠れなくて…なんてこともありますよ。やっぱりツライときもあるのが現実ですね。
老後2000万円問題…。
さて。
少し前に『老後2000万円問題』というワードが世間を賑わせ(にぎわせ)ました。
超ざっくりいうと、金融庁のレポートで『みなさーん!みなさんの老後は2000万円足りませんよー。』という内容で大炎上。
・金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」(令和元年6月3日)
個人的には、この件については政府批判に偏重して報道していたメディアの姿勢に疑問を感じています。
実際に、このレポートは結構いいことを書いています。56ページの大作ですがよろしければご一読を。老後に不足するかも知れない2000万円のために今のうちからNISAやiDeCoを使って資産運用をしておきましょう、というような内容です。
至極まっとうなことかと。
このときの大騒ぎのおかげで、小生も投資信託を買い始めたひとりです。
※ただし、いま思えば、本当に始めてみただけでしたね。積み立てではなくボーナスが入ったタイミングで、エイやっとマルっと一括購入をしていました。購入のタイミングをはかり始めるといつまでも買えないので、とにかく思い立ったが吉日でやってました。単純に積み立てる方法が分からなかったのです。。。その他、手数料とか信託報酬とか、基準価格とかよく分からずに、とりあえず買ってました。あの頃は若かった。。。この頃の失敗談は後日にでも。
あのときの『老後2000万円問題』というニュースは、漠然と老後に不安を抱えていた層に、ある意味『定年までに2000万円つくれていれば何とかなるよ』という具体的指針を示してくれたという功績があったと思っています
とにかく、個人的には資産運用のきっかけをつくってくれたことに感謝です。
『老後2000万円問題』よりも大きな問題が、わが家に現る…。
そんな自分たちだけでもやっかいな老後問題に、追加して現れた『老後2000万円問題』よりも大きな問題…。
そうです。
長男くんの老後を含んだ将来の問題です。
自分で自立して生計を立てていけるのかどうかは、今後の長男くんの成長次第ですが、ここ2年くらいの様子をみていると現実問題として厳しいかもと思っちゃいます。
確かに療育の効果もあって、できるようになったことがたくさんあります。本当にびっくりするくらい成長してくれています。感動すら覚えます。
でも、長男くんがいわゆる一般的な進学や就職といった進路を歩んでいくということを期待するのは難しいかもと思ってしまうこともあります。
だから、行政サービスや福祉に頼るということも想定して長男くんの将来設計を考える必要があると思っています。
そんな風に長男くんの将来のことを“悲観的”に考えてしまっていたら、気が滅入ってしまいそうです。実際に、気が滅入ってました。
あー、これからどうなっちゃうんだろう…と。
…。
…。
ん?
ということはつまり、長男くんの心配事も『老後問題』に帰着するということだろうか。。
ということはつまり、長男くんの『老後問題』も自分たちの『老後問題』と同じように対策を考えていけばいいのでは?
『老後問題』ならば、自分たちも長男くんも同じ問題…。
落ち込み時期の当初、小生は漠然と長男くんのことで不安に掻き立てられていましたが、何に対して一番気が滅入っていたのかというと、『親亡き後の長男くんの生活』です。
長男くんはやっていけるだろうか。。。
パパやママの寿命が約85才とすれば、そのとき長男くんは約50才です。
老後というには早すぎますが、この時点での長男くんの老後資金を心配するのであれば対策はいたってシンプルです。
投資の力を借りて将来に備える、です。
なるべく早いうちから(長期)、積立投資で(積立)、投資信託(分散)を買う、です。
これは以前(合言葉は、『長期・積立・分散』について…で思うこと。)に書いておりますが、長男くんの場合にはまだ保育園児ですのでかなり時間を味方につけて(“超”長期)、対策を立てることができます。40才で始める小生とは雲泥(うんでい)の差です。正直、羨ましいと思ってしまうくらいの武器を長男くんは持っています。
ただし、長男くんと自分たち(パパやママ)とでは、目指すべき目標(例えば目標金額)が異なるので、それぞれに合わせて計画せねばなりません。
長男くんの場合には、前回(障がい児育児の二本柱…で思うこと。【後編】)のブログでも触れましたが、「ここからの10年間で900万円を投資信託で積み立てる」です。ハードルはそれなりに高いですががんばります。
※念のため補足しますが、長男くんの問題(=将来に対する不安)に対する解決策を、「資産運用を活用したお金の準備で解決しようと考えています」と書いて参りました。もちろん、お金だけで解決はできません。不安はすべて解消できません。それは分かっています。でも、いまわたし自身がせめてできることで何か?と考え、いまに至っております。
※また、投資による資産運用だけが正解でもないと思っています。違う形で長男くんの資産形成を図るということも検討しています。でもまだまだ検討段階なので書くほどまでには至っていません。その他、基本的なことでもありますが、行政サービスや福祉のことなどを調べることも大事だと思っています。
現在の状況をお知らせすると、長男くんの900万円の目標金額に対して3分の1くらいはメドが立ちそうです。これまでのお祝い金や子ども手当などの長男くん名義の銀行預金がありがたいことにありまして。。。嬉しい誤算…。
なので、ジュニアNISAの枠も活用させてもらいながら、淡々と積み立てを始めていっています。今後は運用実績なんかも報告しながら更新できればと思っています。まだまだ運用歴は浅いので利益がどうこう言うものではないですが、なんとかプラスで推移してくれています。
いくら長期ではプラスになることが示唆されていても、投資開始のド初期からマイナストレンドの中で運用を続けていくっていうのはかなりメンタルがやられてしまいそうなので、現状の相場はありがたいです。本当は最初の頃はマイナスであるくらいの方が、最終的なパフォーマンスが高くなるというのはアタマでは理解できるのですが…。
特に投資初心者のママには助かっています。ときどき「いま○○くらい利益がでているよー」と報告すると、「銀行の利子より、よっぽどイイね」「そんなにイイなら、もっと投資に回してもいいかも」と前向きな姿勢を見せてくれています。いままで元本保証派だったママからは様変わりです。小さな成功体験は人を変身させますね。
もちろん相場の上げ下げがあるのは理解していますので、あくまでも長期で考えての運用を継続していきます。長男くんのためにもがんばります。
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